ソトゥミサ放送局 第04週 山形編 クシュル

ソトゥミサ放送局
Illust. 桐島サトシ, 安達洋介/工画堂スタジオ

[ 2014.02.25 掲載 ]

1/4

ソトゥ子
こんばんは……。
リス・ソトゥ子です。
ミサキ
弓弦羽ミサキです!
今週は東北地方の山形県へやってきました。
新しい土地での新しい出会いに期待ですね!
ソトゥ子
緑の世界は…野生の王国……。
私は…確信してる。
先週に比べて…かなり…軽い内容になる。
ミサキ
さてさて、その予測はどうなるでしょうねー。
では、今週も張り切っていってみましょうか!
せーの。
ソトゥ子ミサキ
ソトゥミサ放送局!
なっきぃ
〓 04-01 〓 RN:なっきぃ
ソトゥ子
このイラストは…第01週からの…サルベージ採用。
1週間のおつとめ…よろしく。
ミサキ
さっそくですが本日のスペシャルゲストは緑の世界から、
緑の竜の巫女クシュルさんです。
どうぞー!
クシュル
P06-014「緑の竜の巫女クシュル」
Illust. 堀愛里/株式会社日本一ソフトウェア
クシュル
弓弦羽ミサキにリス・ソトゥ子。
今宵は汝等の下らぬ戯言に――

effect:クシュルがソトゥ子の胸元を見て硬直する音

クシュル
恥を知れ!
ソトゥ子
〓 04-02 〓 RN:甘露
緑の竜の巫女クシュルさまは性的な話題に耐性がないとのことですが、ゲストとして
顔を合わせた際にソトゥ子さんの衣装が彼女のアウト基準を越えてしまわないか心配です。
ソトゥ子さん、その辺りの対策は大丈夫でしょうか。
ミサキ
だめでしたね。
ソトゥ子
あえて未対策で…挑んだけど、
想像以上に…許されなかった……。
クシュル
汝等はユグドラシルの名において、いずれひとつとなる身。
個が飛び抜けた存在であることに意味はない。
ユグドラシル信奉に無縁な主張を行うなど愚の骨頂と知れ。

effect:クシュルが耳を赤くして目を背ける音

クシュル
如何に虚勢を張ろうとも、所詮、汝は矮小な存在。
形を繕ってもすぐに綻ぶことは目に見えている。
身の程を知るがよい、愚か者め。
今一度告げよう。愚か者め。
そして、我が視界から失せよ!
ソトゥ子
世羅ちゃんの時…以上。
かつてない勢いで…否定された……。
いっそ…ルクスリアさんとかに…会わせてみたい。
ミサキ
まあまあ。
今後の改善課題ということで、
ひとまず目をつぶってくださいませんか?
大樹ユグドラシルはすべてを受け入れてくださるのですよね?
クシュル
いかにもユグドラシルは寛大。
だが、理解せよ。
大局を見据えるならば、異端を改めさせる道も真なり。
言葉で理解できぬなら心で理解せよ。
ソトゥ子
むぅー……。
ミサキ
お互い温まってきたところで、
まずは自己紹介をお願いします。
三光蝶 蜜姫
〓 04-03 〓 RN:三光蝶 蜜姫
クシュル
我が名はクシュル、竜の巫女クシュル。
本来は決してあり得ないことだが、この時代には6人の竜の巫女が存在する。
汝等の理解力に合わせる形で、私は緑の竜の巫女を名乗らせてもらった。
ノーブルグローヴと共に他の《始まりの竜》を滅することが使命だ。
緑の侵食
B01-100「緑の侵食」
Illust. 凪羊/工画堂スタジオ
クシュル
無論、この時代に緑を繁茂させることも、
長期的な到達点として常に見据えている。
ソトゥ子
〓 04-04 〓 RN:布団合体us7
クシュルさんに質問なのですが、竜の巫女は各世界に数人居るんですか?
それとも各世界に1人ずつしか居ないんでしょうか?
結構気になってます。
クシュル
《始まりの竜》の意向により竜の巫女は生まれる。
巫女が失われることあらば、次の巫女が生まれる。
竜の巫女は唯一無二の存在。
不変の事実が連綿と続くのみ。
ミサキ
失礼を承知で仮の話をしますと、
つまりクシュルさんが何らかの事故で亡くなられた場合は、
同じ使命を持った別の、緑の竜の巫女さんが生まれるということでしょうか?
クシュル
そうだ。
ソトゥ子
可哀想……。
クシュル
可哀想?
何故だ?
ソトゥ子
使い捨ての…道具…みたい。
クシュル
そうだ。
私は《始まりの竜》の道具に過ぎない。
役目を果たそうが果たせまいが竜の巫女はいずれ消える宿命。
どうせ消えるならば、使命に殉じたいとは思うがな。
ソトゥ子
死んだら…趣味とか…できなくなるし、
好きな人とか…会えなくなる、よ?
クシュル
汝は我が姿に惑わされているに過ぎぬ。
私が《始まりの竜》の意思を示す物言わぬ石版なら「可哀想」などとという感情は湧くまい。
ソトゥ子
でも…その姿に生まれたからには…意味があるかも!
クシュル
人間に似た姿をしているのは、まさにそのため。
人間の感情を揺さぶるために都合が良い、それだけに過ぎぬと知れ。
ミサキ
先ほどからのクシュルさんは、
まるで自分の意思がないかのような物言いですね。
クシュル
まるで、ではない。
愚かで脆い汝等が抱くような雑念など不要。
ミサキ
やはり先ほど「どうせ消えるならば、使命に殉じたいとは思う」と、
おっしゃいましたけれど、それはクシュルさんの意思ではなかったのでしょうか?
クシュル
言葉のあやに過ぎぬ。
「全」の前の些細な「一」であったと知れ。
ミサキ
ふむ……なかなか強敵ですね。
ソトゥ子
〓 04-05 〓 RN:そばめし茶漬け
(゚Д゚)緑の竜の巫女様に質問です。
真意を知りたければその身を捧げよと仰っていましたが、
それは自らの体を生贄みたいな感じに大樹ユグドラシルに捧げよということなのでしょうか?
愚かで脆き者にぜひその答えを。
クシュル
そうだ。
強振するスティングビート
B01-068「強振するスティングビート」
Illust. 藤原ひさし
ユニファイ・アース
B01-098「ユニファイ・アース」
Illust. 藤原ひさし
クシュル
ユグドラシルは万物を拒まぬ。
他世界のゼクスだろうと例外はない。
大樹と一体となったその時こそ、すべてを識る権利を得る。
恐れるな、身も心も捧げよ!
おやすみなさい
B01-099「おやすみなさい」
Illust. ぜろきち
クシュル
リーファーを見よ。
緑の侵食と己の運命を受け入れ、粛々とその瞬間を待っている。
ソトゥ子
リーファーのみんながみんな…そうでもないと…思う。
クシュル
浅ましい考えを持つ者も、長い時を経て、無意味を悟るに至る。
同化を受け入れることで人間よりも遥かに長命となるのだ。
不満などあるはずもない。
ソトゥ子
確かに不老長寿は…多くの人間の…夢。
私の種族も…その想いをこじらせた……。
すぐどうこうってわけじゃ…なければ…ありかも?
ミサキ
困りましたね。
私も緑の世界の到達点は、案外理想の未来のように思えてきました。
念のためお聞きしたいのですが、リーファーになるにはどうすれば良いのですか?
クシュル
種子を受け入れれば良い。
適応すればやがて大樹の一部となり、
適応できなければ一旦大地に還ってから大樹の一部となる。
ソトゥ子
大地にって…まさか……。
ざるば
〓 04-06 〓 RN:ざるば
クシュル
汝等の概念で言うところの「死」。
少々回り道となるが、行き着く先は同じ。
大した問題でもなかろう。
ミサキ
大したことありますよ!
ソトゥ子
あぶないとこ…だった……。
クシュル
解せぬ。
なぜ人間は肉体の「死」を拒む。
ユグドラシルの一部として永遠の存在となれば、すべてを超越できるものを。
ソトゥ子
〓 04-07 〓 RN:ありゃりゃぎ@ロリコン同盟No.3
緑の竜の巫女さんに質問です。緑の世界は一面森林に覆われてるらしいですが、
もし山火事になったら割と世界滅亡の危機だし、所詮植物のユグドラシルも燃えると思うんですが…。
その辺どうなってるんか――
クシュル
所詮、だと? それこそ人間風情の思い上がりというもの。
ユグドラシルは全世界に張り巡らされた情報網を持つ。
火事が起きるような事故・事象は未然に防がれる。
ミサキ
落雷などの天災は避けられないのではないですか?
クシュル
ユグドラシルは天候をも支配する。
全一とは世界がひとつになることに等しい。
万が一外的要因により火の手が上がったとしても、
該当地域を一時的に切り離し、延焼を防ぐまで。

effect:クシュルが右手刀を左掌に当てる音

クシュル
万が一の万が一、地表のユグドラシルがすべて焼け落ちたとしても、
大地深くに根付いた末端が、年月をかけ、ふたたび緑を蘇らせる。
ユグドラシルの根絶など不可能と知れ。
ソトゥ子
倒せないラスボス……。
ミサキ
緑の世界を拒むなら、
それこそ星ごと破壊するしかなさそうですね。
ソトゥ子
ちなみに…この質問には続きが…ある。
ソトゥ子
〓 04-07 〓 RN:ありゃりゃぎ@ロリコン同盟No.3
――今日の下着の色と共に教えおっと誰か来おまノーブルグローブ喰わ助
クシュル
意図が読めぬ。
ミサキ
えっと……。
下着について教えてほしいみたいですね。
ソトゥ子
さらに…分かりやすく…言う。
クシュルさんが穿いてる…下着の色、教えて…って。
クシュル
…………。
ソトゥ子
まさか…穿いてない……?

effect:クシュルが顔を真っ赤にする音

クシュル
し、質問の意味が、分からぬな。
ミサキ
つ、つまりです、ね。
下着というのは主に下半身の肌に密着した状態で身につけている着物のことで、
特に男性は女性のものに興味があると…………。

effect:みさきちが顔を真っ赤にする音

ミサキ
どうしてこんな説明しなくちゃならないんですか!
だめです! やっぱりこの質問は却下です!
クシュル
こ、これだから人間は、愚かだというのだ。
ソトゥ子
〓 04-08 〓 RN:大福ほっぺ@車の免許とる
ちてきなくしゅるさんにしつもんです。
こどもはどこからくるんですか?
ちてきなくしゅるさんならしっているとおもってしつもんしました。
クシュル
こ、こっ!?

effect:クシュルが机に顔を伏せたまま呻く音

クシュル
個の増殖など不要。
子孫を残す必要はないと知れ。
ソトゥ子
必要ないかどうかは…ともかく。
どうやったら…できるか……。
クシュルさん…知ってる?
ミサキ
ここぞとばかりに攻めますね、
ソトゥ子さん……。
クシュル
…………。

effect:クシュルが首筋まで真っ赤になる音

クシュル
そのような知識は必要ない!
そのような知識は即刻棄てよ!
ソトゥ子
ユグドラシルと…ひとつになると……
忘れても…どうせまた…流れこんでくる。
クシュル
流れてなど来ぬ!
そのような知識はユグドラシルが遮断してくれるわ!
は、はは、恥を知れ!
ミサキ
いくらなんでも、
何故そこまで恥ずかしがるのでしょう?
クシュル
な、なぜ、だと……?
…………………………。
ソトゥ子
ごめんなさい。
そんなに…苦手だなんて…思わなかった。
最後に…もう少し…軽い質問。
ソトゥ子
〓 04-09 〓 RN:本のflootier戒
緑はおっぱいと強さが比例してるって聞いたんですが本当ですか??
クシュル
知らぬ。
私はなにも知らぬ。
ミサキ
ソトゥ子さん。
今日の質問群は、私たちにとっても諸刃の剣じゃないでしょうか。
ソトゥ子
どうして?
ミサキ
どうしてって言われましても。
いいです、お任せします……。
ソトゥ子
緑の世界で…パワーの高い女性…集めた。
禊萩
B04-096「碧天の鉄爪 禊萩」
Illust. 美樹本晴彦
秋桜
B02-095「鮮やかな和傘 秋桜」
Illust. 藤ちょこ/工画堂スタジオ
ソトゥ子
戦闘力…10000と9500。
余裕の貫禄。
菖蒲
B01-092「たおやかなる薙刀 菖蒲」
Illust. かわく
菖蒲
B05-095「翠緑の佳人 菖蒲」
Illust. かわく
ソトゥ子
戦闘力…7500と10000。
同一人物だけど…右の大きさが、ちょっとよく…わからない。
パワーアップして…膨らんだの…隠してるのかも。
ミサキ
そんなわけないじゃないですか!
フィーユ
B02-096「樹海の乙女フィーユ」
Illust. 堀愛里/株式会社日本一ソフトウェア
柊
B06-094「熟練の打刀 柊」
Illust. 真時未砂
ソトゥ子
戦闘力…9500。
まだまだ…いける。
牡丹
B02-103「壮麗な苦無 牡丹」
Illust. 藤真拓哉
牡丹
P02-003「壮麗な苦無 牡丹」
Illust. 藤真拓哉
ソトゥ子
戦闘力…9000。
ついに…明らかな例外発生。
クシュルさん…総括…お願い。
クシュル
関係などない、痴れ者め。
したぎだの……むねだの……。
そのような言葉を軽々しく口にするな。
恥を知れ!
ソトゥ子
どうして……?
クシュル
黙れ!
ひなまつり提督
〓 04-10 〓 RN:ひなまつり提督
クシュル
無為に時間を浪費した。
私は帰らせてもらう。
汝等がどのように工作しようとも、我らが未来は揺るがぬ。
ミサキ
工作なんてまったくの誤解なのですが……あ、すみません!
お帰りの前に、明日のスペシャルゲストをおひとりご紹介していただけますか?
クシュル
リーファーにローリエという者がいる。

effect:クシュルが消える音

ソトゥ子
行っちゃった……。
ミサキ
ガル君、お願いします!
ガルマータ
分かった。
ローリエ
P03-003「気高い女王ローリエ」
Illust. 百瀬寿/工画堂スタジオ

effect:電話の応答音

ミサキ
もしもし、こんばんは。
私、弓弦羽ミサキと申しますが、ローリエさんですか?
ローリエ
かあさん?
おれおれ。
ミサキ
私はお母さんではありません。
かくかくしかじかなのですが、
明日来てもらっていいですか?
ローリエ
いやですわ。
ミサキ
では、お待ちしております。

effect:電話の切れる音

ソトゥ子
みさきち…つよい……。
ミサキ
明日も一癖ありそうな方ですね。
がんばりましょう!
ガルマータ
ミサキ、少しいいか?
ミサキ
なんでしょう。
ガルマータ
前回の予告にあった「ガルマータ散る!」なのだが……。
週末に瞑想を重ね、あらゆる試練を受け入れる覚悟をしてきた。
私は何も拒まない。どのような仕打ちにも耐える。
ひと思いにやってくれないだろうか。
ミサキ
何言ってるんですか。
しませんよそんなこと。
投稿者さんの悪戯ですよ。
ガルマータ
馬鹿な!
では、私の心労はなんだったというのだ!?
うぉぉ……胃に穴が開きそうだったというのに……。
ソトゥ子
クシュルさん…ガル君みたいな人…好きそう。

おもな登場人物

世界設定

数えきれないZ/X用語

キャラクターコラム

ゼクス学園

ページトップへ