スタッフコラム
[ 2016.04.21 掲載 / 2017.01.01 更新 ]
Z/Xスタッフによる制作コラムです。
様々な担当から制作にまつわるよもやま話をお伝えしてゆきます。
[ 2017.01.01 追記 ]
・第5回を掲載しました。
ゲームデザイナー八ッ塚の制作の裏側
第5回 ゼクスすごろくで遊ぼう! (2017.01.01)
あけましておめでとうございます。
ゲームデザイナーの八ッ塚です。
皆様、おせちは食べましたでしょうか?
ちなみに私の好物は伊達巻です。
突然ですがお正月なので、すごろくをつくってみました。
堅苦しい内容じゃないので、お気軽に遊んでいただければ幸いです。
ざっくり言うと、サイコロを振ってコマを動かす→デッキからカードを引く→指定されているカードをトラッシュに置く、の繰り返しです。
プレイ人数
何人でも良いですが、4人くらいが適切でしょう。
勝利条件
1番早くゴールした人の勝ちです。
進行手順
ゲームの準備
Z/Xのゲームで使用するデッキを用意します。
デッキをシャッフルした後、デッキの上から4枚をライフにします。
初期手札はありません。
また、リソースとスタートカード、デュナミスは使用しません。
ゲームの進行
1.サイコロフェイズ
2.ドローフェイズ
3.メインフェイズ
1→2→3の順番で進めていきます。
サイコロフェイズ
6面体のサイコロを振って出た目だけコマをすすめます。
ドローフェイズ
カードを2枚引きます。
メインフェイズ
止まったマスで指定されているカードを手札からトラッシュに置きます。
置かない場合はライフを1枚手札に加えます。
ライフのなくなったプレイヤーはデッキの上から4枚を新しくライフにしてコマをスタートに戻します。
お題のカードをトラッシュに置くことができた場合、達成の後に書かれている指示を行います。
(何も書かれていない場合は何も起こりません)
左隣のプレイヤーに手番を回します。
よくある質問
Q.マスの指示でコマを移動させた場合、移動先のコマでも指摘されているカードをトラッシュにおく必要がありますか?
A.いいえ、必要ありません。マスの指示で移動した先にあるコマの指示は無視します。
Q.カードイラストに描かれている人物が女の子かどうかわかりません。
A.その場にいる人で話し合って決めてください。
◆ ◆ ◆ ◆
それでは本年もよろしくお願いいたします。
第4回 B17 真神降臨編「裏切りの連鎖」でドラフト戦をしよう! (2016.08.05)
ゼクスプレイヤーのみなさま、こんにちは!
ゲームデザイナーの八ッ塚です。
今週はドラフト戦についてお話いたします。
ドラフト戦もシールド戦同様にその場で開封したパックから出てきたカードのみを使ってゲームをします。
ただし、ドラフト戦はシールド戦に比べて選択の数が多く戦略性が高い遊び方になります。
ドラフト戦も6パックあれば遊ぶことができます。
人数は3人でも遊ぶことは出来ますが、4人から8人が良いです。
まずは2つのパックを1つにまとめます。
パックから出てきた2枚のディンギル代理カードは対戦相手に見えないようにスリーブに入れて手元に置いてください。
今回はこの2枚のディンギルを使って戦うことになります。
なお、ディンギルの一覧表はこちらになります。
No |
収録弾 |
表面 |
裏面 |
---|---|---|---|
1 | 神域との邂逅 | 眩しき『天道』ネルガル | 溢れ出る『源海』ナム |
2 | 澄み渡る『王威』マルドゥク | 蔓延する『悪疾』アッハーズ | |
3 | 厳粛なる『裁決』アヌ | 雄大なる『豊沃』ニヌルタ | |
4 | 死招く『冥滅』エレシュキガル | 輝ける『僥倖』イナンナ | |
5 | 生れ出る『恵愛』イシュタル | 吹き抜ける『高潔』スド | |
6 | 裏切りの連鎖 | 昇熱の『壊做』ナナヤ | 尊き『星海』ニンガル |
7 | 氾濫の『命慟』ティアマト | 広漠なる『勝宴』ニンカシ | |
8 | 無尽の『創造』ルル | 厳門の『苛烈』イガリマ | |
9 | 不撓の『誓約』ザババ | 銀月の『与幻』ナンナル | |
10 | 豪胆の『陽燦』シャマシュ | 打ち据える『鋼槌』シュルシャガナ |
先ほど1つにまとめた14枚のカードの中から1枚選び、対戦相手に見えないように手元に置いてください。
選んだカードが最終的にデッキになります。
ティアマトとナナヤのディンギル代理カードを引いたので青赤緑のカードを集めていくことにします。
イグニッションを持つゼクスは優先して集めたいところですね。
今回は色もあっていてイグニッションがあり、能力も文句なしのリゲルを選びます。
リゲルをとった後の13枚のカードの束は自分から見て左隣に座っているプレイヤーに渡します。
そして右隣のプレイヤーから13枚のカードの束を受け取ってください。
これをカードの束がなくなるまで繰り返します。
枚数が減ってとりたいカードがなくなってきましたが、カードの束がなくなるまでとっていきます。
1、2パック目にとったカードになります。左上からとった順に並べてみました。
(リゲル、ティラノ、ケルトの順です)
高コストのゼクスがいませんが、けっこう強いんじゃないかな?
3、4パックを1つにまとめます。今回のディンギルはティアマトとルルでした。
ティアマトが被ったので青と赤のカードはたくさん欲しいですね。
ルルは強いディンギルですが、白と黒はまったく集めてないのでイガリマとして使うことになりそうです。
パワー5000のイグニッション持ちゼクスであるウェアアカパンダをチョイス。
今思えば、キラーマシーンのルーリングのほうが良かったかも……。
3、4パックは1、2パックとは逆の右隣のプレイヤーにカードの束を渡します。
3、4パックにとったカードです。
イグニッションを持つゼクスをかなり集めることができました。
1、2パックにとったカードとあわせてもコストの高いゼクスが不足しています。
5、6パックではコストの高いゼクスを集めることにします。
5、6パックでは1、2パックと同じようにカードの束を左隣のプレイヤーに渡していきます。
5、6パックの結果になります。
コスト高めなカードも補充できましたし、良い感じなんじゃないかな……!
いままで集めたカードにシールド戦用ゼクスカードを5枚加えてデッキをつくります。
シールド戦用ゼクスカードはドラフトでも大活躍です。
そして、完成したデッキはこちらです!
スタートカードはクロサイトフラミンゴです。
ギガンティックは十分デッキに入っているのでスクエアが押されている状況での活躍が期待できそうです。
イグニッション持ちゼクスもかなりの枚数を集めることに成功しており、かなり強そうなデッキになりました。
これは勝っちゃうんじゃないかな! わっくわっく!
では、いざ対戦!
グゴゴゴゴ……。
なんということだ……。
この私が たった5ターンでやられてしまうとは……。
ウボァー
他のデッキものせてみます。
上の白青黒のデッキが、私に勝ったデッキですね。
◆ ◆ ◆ ◆
ドラフト戦はデッキに使うカードを少しずつ集めていく感覚がとても楽しいです! カードが回ってくるときのわくわく感はなんとも言えないものがありますので、是非、一度体験してみてください。
それでは!
ゲームデザイナー八ッ塚の制作の裏側
第3回 B17 真神降臨編「裏切りの連鎖」でシールド戦をしよう! (2016.07.26)
ゼクスプレイヤーのみなさま、こんにちは!
ゲームデザイナーの八ッ塚です。
みなさんはシールド戦という遊びはご存知でしょうか?
普段行っているカードを集めて遊ぶ構築戦と異なり、シールド戦はその場で開封したパックから出てきたカードのみを使ってゲームをします。
6パックあれば、遊ぶことが出来ます。
さっそくパックを開封してみましょう。
7枚のカードと1枚のディンギル代理カードが出てきました。
ディンギル代理カードはシールド戦でディンギルとして使うことができます。
6パック開封して6枚のディンギル代理カードを手に入れることができました。
ディンギル代理カードは両面にディンギルが印刷されています。
表面には7コストのディンギルが、裏面には6コストのディンギルが印刷されています。
また表面と裏面のディンギルは色が被らない様に割り振られています。
ディンギル代理カードの組合せは以下の10通りになります。
No |
収録弾 |
表面 |
裏面 |
---|---|---|---|
1 | 神域との邂逅 | 眩しき『天道』ネルガル | 溢れ出る『源海』ナム |
2 | 澄み渡る『王威』マルドゥク | 蔓延する『悪疾』アッハーズ | |
3 | 厳粛なる『裁決』アヌ | 雄大なる『豊沃』ニヌルタ | |
4 | 死招く『冥滅』エレシュキガル | 輝ける『僥倖』イナンナ | |
5 | 生れ出る『恵愛』イシュタル | 吹き抜ける『高潔』スド | |
6 | 裏切りの連鎖 | 昇熱の『壊做』ナナヤ | 尊き『星海』ニンガル |
7 | 氾濫の『命慟』ティアマト | 広漠なる『勝宴』ニンカシ | |
8 | 無尽の『創造』ルル | 厳門の『苛烈』イガリマ | |
9 | 不撓の『誓約』ザババ | 銀月の『与幻』ナンナル | |
10 | 豪胆の『陽燦』シャマシュ | 打ち据える『鋼槌』シュルシャガナ |
6パック42枚のカードを並べてみました。
ここから40枚のデッキをつくります。
特定のディンギルと関連のあるカードだけを並べてみました。
ディンギル代理カードをどちらのディンギルで使うか決めていきます。
(ディンギル代理カードはデッキを構築する際、どちらかのディンギルで使うか決めなければなりません。両面使うことは出来ないのです)
特定のディンギルに関連するカードやパックから出たゼクスの色の割合など考えることはありますが、迷ったときは7コストの「ディンギル」を使うのが良いでしょう。 今回は強力なイベントである「タハル・タム」を引けているので「打ち据える『鋼槌』シュルシャガナ」だけ、6コストの「ディンギル」を使うことにします。
シールド戦ではシールド戦用ゼクスを5枚まで使うことができます。
とても便利なので5枚使うことを推奨いたします。
シールド戦用ゼクスは7月27日以降、こちらからダウンロード可能です。
シールド戦用ゼクスは使わないカードの上にフリーカードのように重ねて入れて使います。
では使わないカードを決めていきます。
シールド戦ではデュナミスを8枚までしか使うことができませんので、パックから出てきたイガリマ、ニンガル、ナンナルの内1枚は使用することができません。
イグニッションを当たりやすくしてくれるニンガルと手札が足りなくなりがちなシールド戦において貴重な補給線となるナンナルを採用することにしました。
今回イガリマはお休みです。
次に値千金の愉悦ですが、このセットにはマリー・アントワネットが不在のため効果を使うことが出来ません。
「特定の何かをサポートするカード」は出来るだけレアリティをUC以上にしているのですが、当たってしまった時はしょうがないですね。
残りのカードはコストに対してパワーが低く、今回はイナンナではなくエレシュキガルを採用しているため不採用としました。
最終的なデッキです。
上の8枚がディンギルでスタートカードは左上のコラプトにしました。
シールド戦用ゼクスはあらゆる種族として扱うため種族用カードも予想以上の活躍ができます。
デッキに残っている種族用カードを意識しながらゲームを進めていきたいですね。
シールド戦用プレイヤーカードを追加して完成となります。
シールド戦用プレイヤーカードもシールド戦用ゼクス同様ダウンロード可能です。
◆ ◆ ◆ ◆
シールド戦はパックさえあれば遊べるので、B17 真神降臨編「裏切りの連鎖」のパックをご購入いただいた時に1度試していただければと存じます。
普段とはまったく違う感触でゲームが出来るので新鮮な楽しさがありますよ!
次回はこれまたパックを開封して遊ぶ、「ドラフト戦」についてお話します。
真神降臨編「裏切りの連鎖」
フリーカード冊子:シールド戦用カード
第2回 スターターデッキ「純白の双翼」について! (2016.06.16)
ゼクスプレイヤーのみなさま、こんにちは!
ゲームデザイナーの八ッ塚です。
スターターデッキ「純白の双翼」が、2016年6月23日(木) に発売されます。
テストプレイ体制が変わってから初めての商品となります。
今回は「純白の双翼」で新しく加わるカードを中心にお話をしていこうかと存じます。
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「限無栄盛の『創造』ルル」は「アル」や「アルル」と呼ばれることもある創造神です。
初期のルルは以下のようなカードでした。
初期案です。
相手を除去しながら、一瞬だけ仮初の命を使役するイメージです。
しかしこのカードは、
- 除去が効果的に機能しない場合が多い。
- チャージを3枚使うにも関わらず、返しの相手ターンでこのカードしか残らない。
などの理由で力不足ではないかという結論となりました。
第2案です。
このバージョンは除去をやや丸めて、その分ゼクスが場に残るようになっています。
前よりは良かったもののまだ迫力に欠けるカードのままでした。
第3案です。
ほぼ現在の形と同じですが、すべての能力が無駄なく機能しすぎるカードとなっており、強すぎるという判断になりました。 みなさんご存知のとおり、製品版ではパワーが9000から8000に変更されています。
また最終版では「パワーを-3000する。」と「トラッシュにあるゼクスを登場させる。」の順番が逆になっていますが、これはルール上の無用な誤解を防ぐためです。
パワーが-3000されてゼクスのパワーが0以下になった場合、そのゼクスがあったスクエアにコスト5以下のゼクスを登場させることができそうな気がしますが、実はできません。
優先権前処理をむかえない限り、ゼクスはルールエフェクトで破壊されないためです(当然ですが、「破壊する。」という効果の場合はその瞬間に破壊されます)。
そして、カードの効果の解決中に優先権前処理は巡ってきません。
上記のルール的紛らわしさはテキストが「トラッシュにあるゼクスを登場させる。」「パワーを-3000する。」の順番になっていれば発生しない問題なので、テキストの順番を入れ換えることにしました。
ルルにも「叶えし者」がいます。
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相手のリソースを交換してしまう能力を持っています。
リソースで強力な効果を発揮するカードが苦手な人は一度使ってみてはいかがでしょうか?
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「純白の双翼」は「コスト5」がキーになっているデッキです。
プレイヤー専用のカードをつくる場合は、そのカードがつくられていないコストを探す場合が多いのですが、今回は15弾「起動!超神器」に「六花のソリトゥス」があったので、出来るだけ「六花のソリトゥス」を活かす方向にすることにしました。
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フィエリテに関してはほぼ初期案のまま完成になりました。
フィエリテのテーマであるパワーを下げる効果と白のデッキに欲しいカードを補給する能力の組合せになっています。
パワーを下げる効果は光輝のオーラや畏れによって相手を萎縮させるイメージで白のカード全般と一部のプレデターがもっています。
このままのテキストだとプレイヤーが「天王寺飛鳥」でなくてもチャージを手札に戻せてしまうので、完成版はテキストがやや変更になりました。
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ソリトゥスもフィエリテと同じく初期案のままほぼ完成となっています。
いままではあまり直接戦うイメージではなかったソリトゥスですが、今回は「飛鳥」のために戦うことをイメージしてつくられています。
セールス的な理由からプレイヤーを限定する汎用性の低いカードを複数種類、スターターに入れることは基本的に避けられてきましたが、今回はイメージ優先の選択となりました。
このままのテキストだと自分自身をトラッシュから手札に戻せてしまうため、「「純白の萌芽 ソリトゥス」以外の」の一文が追加されています。
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ポスタービジュアルを使用したカードでカードネームもずばり「純白の双翼」です。
なんとかカードネームに「フィエリテ」という単語を入れようとしたのですが、どうしてもビジュアルイメージと合わず断念することになりました。
フィエリテが少ない時は少ないなりに多い時は多いなりに強いカードにしてほしい、というオーダーを頂いてつくったカードですが、スターターに入るカードという制約が大きく今回のカードの中では一番苦労しました。
初期案です。
スターターのデッキと合わない、逆にきちんとフィエリテでデッキを組んだときは効果が高すぎる、プレイする上で制約が多く難しいカードになってしまっているという理由でボツになり、現在の形に落ち着くことになりました。
◆ ◆ ◆ ◆
今回のお話はここまでです。
皆様、6月23日(木) 発売のスターターデッキ「純白の双翼」を是非ともよろしくお願いいたします。
第1回 真神降臨編「神域との邂逅」について! (2016.04.21)
ゼクスプレイヤーのみなさま、こんにちは!
ゲームデザイナーの八ッ塚です。
ご存知の方よりもはじめましてな方のほうが多いと思いますので、
まずは私がZ/Xとどう関わっているかを簡単に説明させていただきます。
と、言っても肩書きがゲームデザイナーなのでなんとなく想像がつくかもしれませんね。
主な仕事としては、カードリストの制作です。
カードセット全体をどうするか、どこにどんな役割をもったカードを配置するかを決めて、テストプレイ!
カードの能力を調整していくという仕事をしています。
8弾くらいまでは、カードネームの決定とイラストの指示書、
フレーバーテキストなども制作していましたが、
徐々に分業化していって今では他のスタッフにお任せになっています。
こんなイラストが欲しいですという、
イラストレーターさんへのお願いがまとめられたドキュメントがイラスト指示書になります。
出てくるキャラクターが全員金髪だとかホウライがみんな横薙ぎに刀を振っているとか
同じカードセット内で同じモチーフのメタルフォートレスが出てこないよう
最低限のコントロールをしているわけです。
ちなみに6月発売のスターターデッキ「純白の双翼」以降から、
みなさんご存知のモザイク齋藤がイラスト指示書を制作しています。
あとはストーリーやイベントの雑多なアイディア出し
(アレキサンダーに直接何かぶつけよう!みたいな)とかの仕事をしています。
さて、今回のテーマは神域との邂逅です。
神域との邂逅の全体的な思惑については公式同人誌である程度語っているので飛ばすとして
神域との邂逅の主役である[ディンギル]のお話をします。
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[ディンギル]を1枚表向きにしてくれるイベントです。
あまり大きなことはしてくれませんが、相手の思惑を崩すには十分な働きをしてくれるでしょう。
私は以前からゲームの意外性を高めるためにデッキにおけるイベントの採用率を上げたいと考えています。
それでやをつけてみたり、
ゼロオプティマ4でコストを支払わずにプレイできるようにしてきたのですが、
今回はカードセットのコアである[ディンギル]を表に出来ることにしてみました。
Lv能力を多用するデッキはこれらのイベントか[ディンギル]を表にすることが出来る
コスト4のゼクスを序盤に1回プレイすることをおススメいたします。
Lv能力は条件を達成するまではとても弱いカードですが、
[ディンギル]を表向きにするカードはLv能力のカードが弱い時間を大幅に減らしてくれます。
今回のイベントカードはとても使いやすいカードに仕上がっていると思いますので、
ぜひ一度お手にとっていただければ幸いです。
余談ですが、これらのカードのカードタイトルはすべてシュメール語やアッカド語になっています。
興味のある方は調べてみると面白いかもしれません。
ディンギルはゼクスに恩恵を与えることでその力を増していきます。
純粋に力を欲するもの、大切なものを取り戻したいもの、重荷となってしまった使命感や想い……。
それらすべてはディンギルにとって自らの影響力を高める良い機会なのです。
[ディンギル]はある特定の種族の3種類の信奉者を獲得しました。
1枚目は自らの影響力を高めLvを上昇させるコスト4のゼクス
2枚目は低いLv能力を持つ使いやすいゼクス
3枚目は高いLv能力を持つ必殺技とも言えるゼクスです。
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ネルガルは闘争に特化したギガンティックを寵愛します。
B16-009「羨望の白晶プレナイトクレイン」
相手のプレイヤースクエアにあるゼクスにもダメージを与えることができる
使いやすいゼクスです。
B16-013「突貫する碧玉モッカイトホッグ」
手札の入れ換えや最大3枚の補充が出来るゼクスです。
手札が1枚もない状態でプレイできれば最高ですね。
B16-016「超重の翠岩ベリルスティラコ」
なんとゼクスを3枚も除外してしまいます。
このゼクスをスクエアに送り出すだけで相手の陣営に壊滅的損害を与えることができます!
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マルドゥクは青の世界の中枢を担うバトルドレスを寵愛します。
B16-029「パンツァーフォーミュラ ジュバ」
「手札に戻す」能力を持ったカードです。
序盤のイグニッションで登場した相手のゼクスを手札に押し戻して戦況を有利にできますが、
攻撃で相手を破壊する必要があるので妨害を受けないよう注意が必要です。
B16-033「マッハクラッシャー ヌンキ」
手札の枚数さえ維持しておけば、とても強力なコントロールを実現してくれます。
B16-035「エクスパンドシューター アルニラム」
デッキの上から2枚しか見れないとはいえ、
あらゆるゼクスを直接スクエアに登場させることが可能です!
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アヌは己にふさわしい荘厳さを持つセイクリッドビーストを寵愛します。
B16-049「聖獣オーラグラーネ」
どこにあるゼクスに対してもパワーを−3000することができるとても強力なゼクスです。
B16-051「聖獣オーラネメアラ」
Lv1の時点ですでにパワーが9500ありますが、Lv4に出来れば15500になることができます。
これはゼクス史上でも屈指のパワーです。
B16-058「聖獣オーラケートス」
アヌの能力で登場可能な他、ライフを回復することができます。
回復したライフはアヌの能力で登場させるゼクスの選択肢を増やすことにつながるため、一石二鳥です!
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エレシュキガルは人懐っこいトーチャーズを寵愛します。
エレシュキガルの信奉者は他の[ディンギル]達とはやや構成が異なっています。
B16-067「押し潰すトゥームストン」
手札をトラッシュに置かなければいけませんが、コスト4のゼクスまで対応可能です。
トラッシュに置くカードはB16-073「いたぶるアーミーナイフ」が良いでしょう。
B16-073「いたぶるアーミーナイフ」
トラッシュにある時に《黒1》支払ってこのカードを除外するだけで
相手の手札にあるカードを1枚奪うことができます。
B16-069「お手入れ乱れ切りキャンディ」
相手の手札を2枚もトラッシュに置いてしまいます。
黒が得意とする「トラッシュから登場させる」能力や「トラッシュにあるゼクスを手札に戻す」能力で
何回も登場させれば、相手の手札を空にしてあらゆる可能性を摘んでしまうことすら可能です!
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イシュタルはのーてんきなリーファーを寵愛します。
イシュタルの信奉者は他の[ディンギル]達と比べると必要な《EX》Lvが高くややのんびりしています。
B16-089「研究するマートル」
B16-009「羨望の白晶プレナイトクレイン」やB16-049「聖獣オーラグラーネ」と同じく
スクエアでの戦闘を助ける使いやすいパワーを増やす能力がついています。
B16-093「絵本作家ベルガモット」
ターン終了時にリソースに戻ってしまうとはいえ、リソースからコスト7以下のゼクスを登場させます。
登場したゼクスは[ディンギル]をプレイするために使うこともできますし、
B15-096「八宝美神 絶対女王マスティハ」の能力でターン終了時に
リソースに戻らないゼクスと交換してしまうこともできます。
B16-091「餌付けするパッション」
リソースを増やしてくれる上に手札の質を大幅に良くしてくれます。
B16-093「絵本作家ベルガモット」などで登場回数を増やすことでやりたい放題できます!
◆ ◆ ◆ ◆
今回のお話はここまでにします。
使いたい[ディンギル]は決まりましたでしょうか?
あなたがディンギルの寵愛を得られますように。