スタッフコラム
[ 2016.04.14 掲載 / 2018.08.30 更新 ]
Z/Xスタッフによる制作コラムです。
様々な担当から制作にまつわるよもやま話をお伝えしてゆきます。
[ 2018.08.30 追記 ]
・第22回を掲載しました。
プロデューサー久保田より皆様へ (2017.07.12)
皆さん、こんにちは。
Z/Xプロデューサー イグニッション久保田です。
Z/Xでは毎年2回(4月・10月)のタイミングで「封神指定」の更新を行っております。
今回の封神指定の更新にあたっては通常の更新時期とは異なるタイミングではありますが、以前にもお話した「成功率の高いループ(もしくはそれに準じるもの)への制限」に該当するケースが発生したため、封神指定を行うことを決定いたしました。
まず、前提として我々はループ(一定の手順を繰り返す)のすべてに制限をかけることは考えておらず、その中で著しく成功率の高く、それに対して妨害が難しいものに対しては封神指定やエラッタを行っていくことは以前よりご説明させていただいております。
今回の封神指定についてはそれに加えて5月より始まった「ゼクスタ」も関係しております。
「ゼクスタ」は今まで行っていた「公認大会」より気軽にZ/Xの対戦を楽しんでいただく目的で生まれたイベントですが、その「気軽に」という部分と一度実行されるとゲームの決着まで1人のプレイヤーが一方的に時間を専有するループという行為は合わないと我々は判断しました。
そのため、今まで「著しく成功率の高い」ものに限定していました「ループに関する封神指定」のラインを引き下げ、現時点で存在するループの中で比較的成功率が高いものに使用されているカード8枚を今回新たに封神指定することとなりました。
封神指定
- B02-075「宵の魔人クレプス」
- B04-090「獣人ウェアウルスス」
- B06-038「漢の意地」
- B13-018「古の夜陰 鵺」
- B15-096「八宝美神 絶対女王マスティハ」
- B17-074「『悪疾』の伝道者プレェグ」
- B19-069「調教師スケルタルトレーナー」
- B19-085「亡霊光虫ゲンジファイア」
封神指定については「今まで使えたカードが使えなくなってしまう」という部分から極力出すべきではないと考えておりますが、それ以上にユーザーの皆様が楽しく遊べる環境を整えることを第一に考えております。
それでもやはりそのカードに思い入れのある方のモチベーションを下げてしまうことは避けられないと考えております。
特に今回の封神指定にあります「宵の魔人クレプス」は主人公「天王寺大和」のパートナーゼクスであり、思い入れのある方も多いカードです。
こういったカードについては、以前にも申し上げた通り、封神指定した後もそのままにせずゲーム環境の状況をみつつ、エラッタなど可能な限りの調整を行い、元々の使用感を損なうことなく、封神指定を解除するように努めて参ります。
今後とも、Z/Xをどうぞよろしくお願いいたします。
2017年7月12日(水)
株式会社ブロッコリー
Z/Xプロデューサー
久保田俊介
第20回 満員御礼と新たなアプローチ (2017.07.07)
皆さん、こんにちは。
Z/Xプロデューサーの久保田です。
4月に発売いたしました「運命廻放編 祝福の蒼空」が非常に好調で、多くの方から「楽しい、面白い」というお声をいただいています。特にZ/Xのキャラクターに思い入れのある方からのお声が大きいです。
カジュアルな方向へ舵を切った店舗イベント「ゼクスタ」はそれまでの「公認大会」に比べて参加者50%増し、「Z/X入門道場」への参加者も大きく増加し、ドラマCDオーディションヘの7,000通を超える応募がありました。ありがとうございます。
その御礼として、こういったカジュアルにキャラクターを愛してくれるユーザーの皆さんに何か出来ないか!ということで我々も色々と考えました。
その中で思い至ったのは、キャラクターを愛してくれている方も、「好きなキャラクターの昔のカードを使うことが難しいのではないか?」ということでした。
Z/Xも第1弾の発売から丸5年の歳月が経過しており、初期のカードについては流石に現在のカードに比べるとカードパワーであったり、能力そのものの魅力が足りないものが多くなってきました。
しかし、キャラクターを重視していくのであれば、そういったカードについても何か手が打てるのではないかと我々は考えに考えを重ね、この度「カードパワーの上昇を目的としたカードテキストの修正」を行うことに決定しました。
これは元々のカードの魅力を残したまま現在のカードと比べても遜色ないパワーを与えることを目的として行われ、修正のかかったカードは「リビルド(再構築)カード」と呼称します。
そして、その「リビルドカード」の第1弾として、我々は「五帝竜降臨」で登場した5枚のドラゴンに白羽の矢を立てました。
理由としては8月24日(木) に発売される「EXパック サマ・ドラ」に合わせてもう1度過去のドラゴンにも目を向けて欲しかったこと、そしてこれら5枚のドラゴンはZ/Xに最初に収録されたドラゴンであり、思い入れのある方も多いだろうということです。
それでは、実際に「リビルド(再構築)」されたドラゴン達を見ていただきましょう。
これが新たな力を手に入れたドラゴンです!!
P21-017「覇王竜カーディナルブレード」
P21-018「機鋼竜ドライブピニオン」
P21-019「天界竜ホーリースカイ」
P21-020「滅獄竜デスティニーベイン」
P21-021「草華竜アイヴィーウイング」
「リビルド(再構築)」されたカードはその証として、専用のアイコンを持ちます。
(このアイコンはゲーム上の意味はありません)
また、過去の同名カードは通常のエラッタと同様にテキストを読み替えて使用します。
これら5枚は8月24日(木) に発売される「EXパック サマ・ドラ」に収録されるカードとの相性を考慮してデザインされています。
それでは、ここでさらに「サマ・ドラ」のカードを少しお見せしたいと思います。
E09-043「爽籟の星樹ノーブルグローヴ」
E09-050「爽籟に拓け其が星樹」
「リビルドカード」のイラストについては当時のイラストをそのまま使用しています。
これは皆さんが元々のイラストに思い入れがあると思ったからというのと、能力もイラストも新しくなるのであれば、それはもう別のカードとして出した方がよく、それをしてしまうと今回の「リビルド(再構築)」の主旨に反すると思ったからです。
さて、この「リビルドカード」をどうやって皆さんのお手元に届けるのかについてですが、8月24日(木) に発売される「EXパック サマ・ドラ」も見越して、「運命廻放編 叛逆の狼煙」の発売翌日の7月21日(金) から8月31日(木) まで全国のカードショップ様で開催中の「ゼクスタ」の追加景品として配布したいと思います。
期間中は通常のゼクスタの景品(プロモパック1パック)に加えて、これらリビルドカードを1枚(ランダムパック)配布させていただきます。お楽しみ賞でもリビルドカードを追加で配布する予定ですので、お楽しみに!
また、ゼクスタ以外のイベントでもガンガン配布して行く予定ですので、よろしくお願いします。
2012年7月の発売から5年が経過し、Z/Xは6年目を迎えます。
ここからはこれまで以上に皆さんに楽しんでいただけるTCGを目指して参りますので、今後とも応援をよろしくお願いいたします。
ブースターパック 運命廻放編「叛逆の狼煙」
EXパック「サマ・ドラ」
ゼクスタ
2017年7月7日(金)
株式会社ブロッコリー
Z/Xプロデューサー
久保田俊介
第19回 プロデューサー久保田より皆様へ (2017.04.17)
皆さん、こんにちは。
Z/Xプロデューサー イグニッション久保田です。
Z/Xでは毎年2回(4月・10月)のタイミングで「封神指定」の更新を行っております。
今回の封神指定の更新にあたってはユーザー様やショップ様より多くのご意見をいただきました。
いただいたご意見の中で特に重視した点としては下記の箇所になります。
1.緑という色のカードパワーの抑制
2.成功率の高いループ(もしくはそれに準じるもの)への制限
3.デッキの構築の幅を狭めるカードの制限
「1.緑という色のカードパワーの抑制」については皆様からいただいた「緑という色のカードパワーが高過ぎる」というご意見に対応したものです。
その中で我々は緑という色のカードパワーを抑制する手段として、「リソースを増やすカード」と「リソースをリブートするカード」、「増やしたリソースを利用するカード」。
そして、「それらの動き出しを早めるカード」に対して封神指定を行う判断をいたしました。
ですが、その中で「リソースを増やす」という行為は緑という色の特性であり、そこを抑制し過ぎることで今度は逆に緑という色がまったく使われなくなる可能性が大きいと判断し、今回の封神指定の更新では主に「リソースをリブートするカード」、「増やしたリソースを利用するカード」「それらの動き出しを早めるカード」に重点を置いて封神指定やエラッタを行いました。
「2.成功率の高いループ(もしくはそれに準じるもの)への制限」について我々はループ(一定の手順を繰り返す)のすべてに制限をかけることは考えておりません。
しかし、その中で著しく成功率の高く、それに対して妨害が難しいものに対しては封神指定やエラッタを行って参ります。
今回については一部カードを用いたループの成功率が非常に高いことを鑑み、それらのカードへ封神指定もしくはエラッタで対応を行うことを決定しました。
「3.デッキの構築の幅を極端に狭めるカードの制限」についてはデッキを組む際にまずそのカードありきになってしまう(デッキ構築の多様性を損なう)カードについての対応になります。
今回の封神指定の更新に際してはB15-036「道交変形セリウム」とB15-091「快速獣人ウェアプロングホーン」の組み合わせがそれに当たるとして封神指定を行うことになりました。
封神指定
- B03-103「気高い女王ローリエ」,P03-003「気高い女王ローリエ」,P16-021「気高い女王ローリエ」
- B15-036「道交変形セリウム」
- B15-091「快速獣人ウェアプロングホーン」
- B18-100「枝植の胎動」
- B19-081「切断の細糸 金糸梅」
- C14-013「黄金色の幸せマレイン」
エラッタ
解除(エラッタ)
我々は常にゲーム環境を健全に保つべくその状況を確認し、問題がある場合は封神指定やエラッタを行って参ります。
しかし、そのことで逆にそのカードに思い入れのある方のモチベーションを下げてしまう場合もあることから、封神指定については慎重に検討を進めております。
そして、実際に封神指定を行った場合でも、封神指定のままにせずゲーム環境の状況をみつつ、エラッタなど可能な限りの調整を行い、元々の使用感を損なうことなく、封神指定を解除するように努めて参ります。
今後もユーザーの皆様に楽しんで遊んでいただける環境を作るべく邁進して参りますので、何卒よろしくお願いいたします。
2017年4月17日(月)
株式会社ブロッコリー
Z/Xプロデューサー
久保田俊介
第15回 プロデューサー久保田より皆様へ (2017.01.19)
皆さん、明けましておめでとうございます。
仮面の男ことZ/Xプロデューサー イグニッション久保田です。
2017年が始まり2週間が経過しましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
Z/Xはもう間もなく真神降臨編「覇神を穿つ者」が発売されます。
新たに登場したディンギル達を巡る物語「真神降臨編」はこの商品で一旦終了となりますが、Z/Xのキャラクター達の物語はまだまだ続きます。
ゲームにおいてもこの真神降臨編で登場したギミックは引き続き登場させていく予定です。
また、我々は今年6年目に突入するZ/Xをさらに楽しいものにするべく日夜準備を進めています。
今はまだ具体的なことはお話できませんが、3月12日に開催される「ゼクストリーム 2017.SPRING in 池袋」でそれらの企画を発表したいと思っております。
皆さんに楽しんでいただけるような、思わずニヤリとしてしまうような面白い企画の準備していますので、会場に足を運んでいただき、発表の内容をご確認ください。
それでは、今年1年もどうぞよろしくお願いいたします。
2017年1月13日(金)
株式会社ブロッコリー
Z/Xプロデューサー
久保田俊介
第14回 プロデューサー久保田より皆様へ (2016.12.20)
皆さん、こんにちは。
Z/Xプロデューサー イグニッション久保田です。
従来であれば、毎年4月と10月に実施を予定しております封神指定について、今回この時期に実施するにあたり、その経緯についてご説明させていただければと思います。
現在、「B03-100リトルガーディアン」を使用したデッキが一部の公認大会などで流行しており、そのデッキの強さや挙動についてユーザー様、ショップ様から対処を求める要望をいただいておりました。
しかし、我々は封神指定を出すことに対しては非常に慎重な議論が必要であり、軽々と出すべきではないと考えております。
これは封神指定が既にある様々なデッキに多くの影響を及ぼすからであり、その結果そのカードを使用していたユーザー様のモチベーションを下げる行為であるからです。
特に今回についてはプレイヤーや店舗、地域によってかなりの温度差があり、いただいている要望と実態に相違がないかなど、より慎重に検討を重ねて参りました。
その結果として我々の見解としては「「B03-100リトルガーディアン」を使ったデッキは全国的に流行をしているわけではなく、そのデッキに対処することは可能ではあるものの、その挙動である『一度デッキが機能し始めると決着までに一方のプレイヤーがゲームをプレイする時間を浪費するデッキである』」という部分を重視し、そのデッキに対処するため、この度「B03-100リトルガーディアン」とそれに類する効果を持つカードを封神指定にすることに決定いたしました。本来、制限時間のある対戦において例えプレイすることがあったとしても、1人のプレイヤーが時間を過度に消費することは許されません。今回のデッキも時間制限のある試合ではその限りではありませんが、時間制限のない試合などの場合も考慮し、今回の措置となりました。
今回の封神指定となるカードは下記の通りです。
この封神指定は年明け2017年1月1日(日) より適用されます。
今回は本来の封神指定を行うタイミング以外での実施となり、ユーザーの皆様にはご迷惑をおかけいたしました。
これも一重に楽しくZ/Xを遊ぶ為の措置とご了承ください。
我々はゲーム環境を健全にするために封神指定を行いますが、同時にそれがユーザーの皆様のモチベーションを下げるものであってはならないと考えています。
特に今回の「B03-100リトルガーディアン」については長らく愛されて来たカードであり、このカードを使って遊ぶことに楽しみを覚えていた方も少なくないと認識しております。
そのため、我々は封神指定されているカードについてのスタンスを改め、現在の状況で使用しても問題ない形でエラッタを行い、その後に封神指定を解除する方向で現在調整を進めております。
こちらも慎重な調整が必要なため具体的にいつかとは明言できませんが、なるべく早く皆様もお手元にお届けしたいと思っておりますので、もうしばらくお時間をいただけますと幸いです。
2016年12月20日(火)
株式会社ブロッコリー
Z/Xプロデューサー
久保田俊介
第9回 プロデューサー久保田より皆様へ (2016.09.26)
皆さん、こんにちは。
Z/Xプロデューサー イグニッション久保田です。
まず最初に、ここ最近立て続けにエラッタを発行し、カードの能力の修正を実施し、ユーザーの皆様に不安を与えてしまっている件について謝罪いたします。
今回はこれらのエラッタの実施とこれらエラッタの原因となった「ループ」に関する我々の方針について説明したいと考えています。
ループについて
まず「ループ」という単語が示す内容について、ここではおおよそ「特定の動作を相手に意図的な妨害をされることなく繰り返し、ゲームに勝利すること」を指すと思ってください。
これは厳密にはZ/Xの総合ルールで示されたループとは異なるものですが、恐らくユーザーの皆さんが思っている「ループ」の定義からははずれていないと思います。
ループという存在
これについてはハッキリと申し上げて、Z/Xでは「ループ」自体はゲーム上存在していて構わないと考えています。大抵の場合「ループ」は数多くのカードを揃え、多様な条件をクリアしなければ達成できません。それを対戦相手の妨害をくぐり抜けて達成するのは非常に困難であり、それを達成した際に勝利という報酬があることは間違っていないと考えています。
そして、すべての「ループ」がそうであれば、「ループ」を達成した瞬間に対戦相手もその労力に対して惜しみない賞賛を達成したプレイヤーに贈ることでしょう。
こういった「ループ」はそれゆえにZ/Xの奥深さと面白さの一面を担ってくれていると考えています。
ただし、それにはあくまで「達成が困難であれば」という条件が付きます。
ループの是非
達成が容易な「ループ」については我々が容認できる「ループ」と違いゲームの面白さを減らし、退屈さを与えてしまいます。
そのため、Z/Xでは新たな「ループ」が発見される度にテストを実施し、その「ループ」が容認できるかどうかの検討を行います。
今回、エラッタが出された2種類のカードについてはテストの結果残念ながら「達成が困難ではない容認できないループ」という判断が下されてしまいました。
ループの根絶
本来であれば我々はカードを制作するにあたって行うテストプレイにおいてそういったすべての検証を行う必要があります。しかし、Z/Xのカードが数千種類を超える現在においてすべてのカードを検証すると、それにかかる開発コストは現実的ではないものになってしまいます。もちろん、より良い商品を制作するためにテストはギリギリまで行われますが、そのテストをすり抜けてしまうカードがあることもまた事実です。
それでは、「ループ」のような現象が起こりえないカードばかりを制作することがよいのかを考えると、それも「ループ」という現象を気にするあまり、カードの能力の幅を狭め、ゲーム本来の面白さを損なってしまうと我々は考えています。
ループへの対処
そのため、我々はもし「容認出来ないループ」が発生した場合、それに速やかに対処することを目標としています。その際、それに関連したカードが発売(配布)後まもないカードであればそのカード本来の挙動を邪魔せず、「ループ」に関係しないようにエラッタを行います。
(発売及び配布からかなりの期間がたっている場合であれば封神指定にする場合もあります)
もちろん、世に出たカードにエラッタがかかることをユーザーの皆様が不満に思っていることは重々承知しています。しかし、それを放置してもっと大きな不満(ストレス)になる方がよりゲームに悪影響を与えると考えているため、エラッタという形で対処を行っています。
最後に
Z/Xは常に面白いゲームにするべくチャレンジを行っています。しかし、チャレンジの結果、時としてよくない結果を生んでしまうこともあるかもしれません。その際は、結果に対して全力で対処し、皆様が楽しくゲームを遊べる環境目指して進んでいきますので、何卒よろしくお願いいたします。
2016年9月26日(月)
株式会社ブロッコリー
Z/Xプロデューサー
久保田俊介
イグニッション久保田のデッキ構築術
第22回 EXパック「E☆2(えつ)」のカードでデッキを組む (2018.08.30)
皆さん、こんにちは。
Z/Xエグゼクティブプロデューサー イグニッション久保田です。
今回はZ/Xの新商品、EXパック「E☆2(えつ)」発売を記念し、エグゼクティブプロデューサー自ら商品の楽しみ方をお届けしたいと思います。
このEXパック「E☆2(えつ)」は4名のイラストレーターの描くキャラクターたちに赤青白緑をそれぞれ担っていただいていています。
種類数こそ38種と少なめですが、各色を組み合わせることで作れるデッキのパターンが結構あり、2色もしくは3色にすることで色々なデッキを組むことができるのが特徴です。
可愛い女の子たちが満載のEXパック「E☆2(えつ)」なので、これでZ/Xを始めてみようと思う方も多いと思いますが、流石に始めてすぐデッキを組むのは難しいのでは…ということで、今回はEXパック「E☆2(えつ)」だけで構築されたデッキ、所謂「E☆2単」デッキの作り方とオススメのデッキを紹介していきたいと思います。
1.好きなイラストレーター・キャラクターを選ぼう!
EXパック「E☆2(えつ)」に興味を持ったということは、君はイラストレーターのファンか、好きなキャラクターがいるということでしょう(断定)。
“好きこそ物の上手なれ” といいますが、やはり最初は好きなものを選ぶのが一番です!
EXパック「E☆2(えつ)」は色ごとにイラストレーターやキャラクターがまとまっているので、まずはその色を選ぶところから始めましょう。
2.もう1色選ぼう
EXパック「E☆2(えつ)」は種類数が少なめなので、残念ながら1色だけで「E☆2単」デッキを組むことはできません。
そこでもう1色を選んで組み合わせる必要があります。
オススメの色の組み合わせは以下の通り。
それ以外の組み合わせも可能ですが、ちょっとカードが足りないため3色目を入れる必要があります。
特に理由がなければ、最初はこの中から組むことをおススメします。
赤+白
赤+緑
青+白
青+緑
3.「えつみん」を選ぼう
EXパック「E☆2(えつ)」にはデッキに1種類だけ入れられる「Z/X OB」というカードが2種類収録されています。
(ちなみにどちらも「えつみん」です!)
この2種類の「えつみん」こと「“はじめまして”えつみん」と「“頑張ります”えつみん」から1種類を選びます。
どちらを選んでも大丈夫なので、好みで選んでOKです!
選べない人は「“頑張ります”えつみん」の方が初心者向けなので、そちらをおススメします。
ちなみにこれらのカードを使うのに必要な「新人アルバイト えつみんの誓い」も忘れずにデッキに入れておきます。
4.デッキの枠を埋めていこう
Z/Xではデッキの中に最初から役割の決まったスロット(枠)がいくつかあるので、そこから埋めて行くのが良いでしょう。
少し難しいですが、下記の内容に従ってカードを選んでいけば一旦は大丈夫です。
後は実際にそのデッキで遊んで見ればすぐに色々なことが理解できるはずです。
▶ デッキの構築
50枚のカードで構成されていて、同じカード名のカードは4枚まで入れられます。
決まっている枠はイグニッションアイコンを持ったカードを20枚入れることと、スタートカードと書かれたカードを1枚入れることです。
イグニッションアイコンを持ったカードは、各色に複数種類あります。
「スタートカード」と書かれているカードは、各色に1種類ずつあります。
ちなみにイグニッションアイコンを持ったカードはピッタリ20枚デッキに入れる必要があるので注意しましょう(19枚や21枚ではいけません)。
さらにこの20枚の中にライフリカバリーとヴォイドブリンガーを持ったカードを4枚ずつ入れることができます。
これらは必ず入れる必要はありませんが、ピンチの際に助けになってくれることもあるカードなので、慣れてくるまでは4枚ずつ入れておきましょう。
「ライフリカバリー」を持ったカード。
「ヴォイドブリンガー」を持ったカード。
EXパック「E☆2(えつ)」は種類数が多くないため、選んだ2つの色のカードを枠に沿って入れて行けば大体収まるはずです。
残り29枚の枠にはコスト4以上のカードと「新人アルバイト えつみんの誓い」を入れておきましょう。
最初は下記の枚数に沿って入れていくのが無難ですが、慣れたら色々試してみましょう。
コスト4:6〜8枚。
コスト5:6〜8枚。
コスト6以上:9枚〜13枚。
「新人アルバイト えつみんの誓い」:4枚。
Z/Xはコスト3以下の大抵のカードはイグニッションアイコンかスタートカードを持っていますが、例外的に持っていないカードもあります。
EXパック「E☆2(えつ)」であれば「ご主人大好き てんちゃん」がそうです。
このカードをデッキに入れたい場合は、上記の枚数からコスト6以上の枠を2〜3枚くらい削って入れてみましょう。
▶ デュナミスの構築
Z/Xには通常のデッキ以外にもう1つデッキがあり、「デュナミス」と呼ばれています。
デュナミスは4枚の「Z/X OB」の上部分と10枚の「Z/X EX」の合計14枚で構成されます。
(Z/X OBの下部分は1枚だけ、デュナミスとは別に用意します)
デュナミスはデッキと違って必ずその枚数のカードを入れる必要はないので、自分が持っているカードの枚数が満たない人は持っている分だけ入れておけば大丈夫です(例えば「Z/X OB」2枚と「Z/X EX」5枚でも構いません)。
「Z/X OB」はこの記事の最初の方で選んだ「えつみん」がそれです。
選んだ方の「えつみん」を入れましょう。
「Z/X EX」は各色に1種類ずつあるので、選んだ色の「Z/X EX」を入れればOKです。
もう1種類ある「ハッピーアニバーサリー えつみん」は色がなく、デッキを作る際にどの色を選んでいても入れることができます。
持っているなら是非とも入れておきましょう。
入れる枚数は下記の通りでOKです(デュナミスに「Z/X EX」を10枚入れる場合)。
「ハッピーアニバーサリー えつみん」:3〜4枚。
選んだ色の「Z/X EX」A:3〜4枚。
選んだ色の「Z/X EX」B:3〜4枚。
さあ、これで大体デッキになったはずです!
つくったデッキを手に友達と対戦するもよし、全国のカードゲームショップで開催中のイベント「ゼクスタ」に参加するもよし!
君に楽しいZ/Xライフを!
さて、デッキの組み方は以上ですが、ここからはもっと手っ取り早く “デッキの完成形が知りたいんだ!” という人向けの内容になります。
一刻も早くEXパック「E☆2(えつ)」で遊びたい!という人はぜひ参考にしてください。
シンプルイズベスト!
リソースを増やして高パワーゼクスで相手を圧倒!
赤の攻撃力と緑のリソースブースト力を組み合わせたデッキです。
動きはシンプルで、緑のカードでリソースを増やし、増やしたリソースで多くのカードをプレイして相手のライフを攻めまくります。
序盤はウェイカーLvを上げつつ、「びっくりイースター うさぎのモカ」「猫ちゃんメイド くまのもも」「仲良しフレンズ クロ&モカ」でリソースを増やしてきましょう。
“相手よりちょっと(2〜3枚)リソースが多い” くらいの状態を作れればOKです。
リソースが増えたら、手札からガンガンカードを使って相手のライフを攻撃して行きましょう。
特に「Z/X OB」の「“頑張ります”えつみん」から「ピュア・ウェディング しずく」とコスト3のゼクスを登場させ、一気に攻撃する様は圧巻。
「攻撃は最大の防御なり」なこのデッキ。
攻撃は得意でも防御はやや不得手です。
相手の攻撃は「ミステリアスガール アリア」で凌ぎ、基本的には攻めるスタイルを重視して行きましょう。
相手の動きを妨害して勝利を目指そう!
「青」と「白」の利点はその防御力にあり!
このデッキは「小休止のタイミング 白峰莉花」「いつも一生懸命 ここあちゃん」「仲良しNo.1 つきみ&ゆきみ」など相手の序盤の攻勢を妨害するカードが満載。
対戦の序盤は相手の攻勢を封じつつ、ウェイカーLvを上げて行きましょう。
攻め手は「スイートサマーバカンス くまのもも」です。
このカードをウェイカーLv4の状態で「“はじめまして”えつみん」の能力を使いトラッシュから登場させることで、さらにリソースからもう1枚コスト7以下のゼクスを登場させることができます。
そこで登場させるコスト7以下のゼクスは「紅葉の和 青山澄香」がおススメ!
レンジ2を活かして、通常の攻撃範囲外から相手のプレイヤースクエアを狙い撃ちしましょう!
これらを登場させ、さらに「ご主人さま大好き てんちゃん」をプレイすることができれば、相手もそう簡単に対処することは出来ないでしょう。
「“はじめまして”えつみん」で「スイートサマーバカンス くまのもも」をトラッシュから登場させるためには、「スイートサマーバカンス くまのもも」をしっかりトラッシュに置いておく事が重要です。
このデッキは手札のカードをトラッシュに置く能力を持つ「体育の時間 青山澄香」や「仲良しNo.1 つきみ&ゆきみ」などのゼクスが多いので、手札に来た「スイートサマーバカンス くまのもも」はしっかりとトラッシュに置いていきましょう。
このデッキを使うときは
・ウェイカーLvを4にする
・「スイートサマーバカンス くまのもも」をトラッシュに置く
・「紅葉の和 青山澄香」をリソースに置く
この3点を念頭に置いてプレイしましょう。
ゼクス破壊はお任せ!
押されている状況でも一発逆転!
「赤」のダメージを与える能力と「白」のパワーをマイナスする能力は相性抜群!
その中でも「料理はおまかせ? てんちゃん」の能力は強力で、自身の攻撃と組み合わせればパワー12500までのゼクスを破壊することが可能です。
相手がスクエアをゼクスで埋め尽くしたような状況でも、スクエアをこじ開けて「“頑張ります”えつみん」からの「ピュア・ウェディング しずく」+コスト3のゼクスで相手のライフを奪い去りましょう!
パワー5000が強い!
序盤を制して勝利へ一直線!
能力を持っていないゼクス…と侮るなかれ!
能力を持たないゼクスは「パワーが高い」という特徴があります。
1ターン目に登場するパワー5000には、それだけでゲームの行方を決定づけるパワーがあるのです!
EXパック「E☆2(えつ)」に収録されたコスト3パワー5000のゼクスは「遅刻しちゃうかも! まい」と「新婚気分で 白峰莉花」の2種類。
それらを採用したのがこのデッキです。
赤と青にはライフリカバリーを持ったゼクスがいないため、白を少しだけ足してあります。
2種類のコスト3パワー5000のゼクスを筆頭に序盤から積極的に相手のライフを狙って行きましょう。
速攻が持ち味のデッキですが、「仲良し姉妹 くるみ&しずく」や「アルバイト中の白峰莉花」「体育の時間 青山澄香」のお陰で手札が減りづらいデッキになっているため、粘り強く戦う事も可能です。
たくさんの手札をフルに使って相手のライフを削り切りましょう!
皆さんもEXパック「E☆2(えつ)」でZ/Xをエンジョイしてくださいね!
第18回 「ゼクストリーム」のPRカードでデッキを組む (2017.03.27)
皆さん、こんにちは。
仮面の男ことZ/Xプロデューサー イグニッション久保田です。
私がZ/Xのデッキについて色々とお話していくコラムを始めたいと思います。
今回のお題は先日実施されたイベント「ゼクストリーム2017.SPRINGin池袋」で私が使用したデッキについて書いていきたいと思います。
今回は「ゼクストリーム」で使うデッキということで、「イベント内で手に入るカードを使ってデッキを組もう!」をコンセプトに組み始めました。
この2枚については「イグニッションガールズのお二人が使う方が盛り上がるよね」ということでお二人にお任せすることにします。
それ以外で新規能力を持つ以下の3枚。
また、一部(ほのめ、ニーナ、千歳)はプレイヤーカードとしても使える以下の5枚を使ってみることにしました。
デッキを考えるにあたって、一つのデッキで複数のカードが使えそうなものは一つのデッキにしてしまいます。
一通り考えてみて、以下のような組み合わせで試してみることにしました。
1.ケット・シーデッキ
プレイヤーカード:メッセージカード「ニーナ・シトリー」
その他カード:P19-027「神憑る猫の手メインクーン」
2.ルクスリアディアボロスデッキ
プレイヤーカード:?
その他カード:メッセージカード「ルクスリア」、P19-026「バレンタインのルクスリア」、P19-030「未来視の白姫ホワイトクイーン」
3.ミソス迦陵頻伽デッキ
プレイヤーカード:メッセージカード「蝶ヶ崎ほのめ」
その他カード:なし
4.ヴェイバトロンデッキ
プレイヤーカード:?
その他カード:メッセージカード「戦斗怜亜&雷鳥超」
5.龍膽デッキ
プレイヤーカード:メッセージカード「青葉千歳」
その他カード:なし
ざっくりこんな感じで組み合わせてみました。 この内、「5.龍膽デッキ」については既に組んだデッキがあったので、実際に組むデッキは4つです。
◆ ◆ ◆ ◆
「1.ケット・シーデッキ」と「3.ミソス迦陵頻伽デッキ」も以前に組んだ形があるので、あまり苦労せず組み上がりました。
「白黒ケット・シー」はB16-052「ニャインライブズ メインクーン」登場時からあるデッキですが、今回はB19-055「信心の拘引者ハナエル」を採用して展開力をアップさせています。
P19-027「神憑る猫の手メインクーン」をプレイしやすいようにコスト4のゼクスを増量しています。
「赤単迦陵頻伽」はB16-005「猛撃の勇角エイクスニール」を採用したディンギル型も考えたのですが、P19-013「愛のチョコ妖精プシュケ」を採用するためにウェイカー型にしてみました。
自分のトラッシュのカードをガンガン除外し、B15-101「極麗六鳥 迦陵頻伽」から大型ゼクスを登場させて勝負を決めます。
B19-016「創星六華閃ガルドラボーク」は種族[ミソス]ではありませんが、B15-101「極麗六鳥 迦陵頻伽」の能力で登場出来、相手のプレイヤースクエアに強力なゼクスが置かれた際にも対処ができるので採用しています。
◆ ◆ ◆ ◆
逆に苦労したのは「2.ルクスリアディアボロスデッキ」と「4.ヴェイバトロンデッキ」でした。
「4.ヴェイバトロンデッキ」は以前に一度組んではいましたが、折角なので何か違うアプローチをしたいと考えていました。
「2.ルクスリアディアボロスデッキ」も種族[ディアボロス]で組むことは出来るのですが、あんまりこう「ルクスリアデッキ」という感じが薄かったので、何か別のアプローチが出来ないかを模索します。
B19-102「双絶正義ヴェイバトロン」を使ったデッキは如何に少ないコストで「ローレンシウム」と「サイクロトロン」をスクエアに登場させるかが重要です。
「ローレンシウム」はB07-036「蒼星神器ローレンシウム」が条件が揃えば1コストでプレイ出来るため、「サイクロトロン」を少ないコストで登場させられるかが勝負です。
以前に作ったデッキでは、その部分はB15-035「双醒真輝サイクロトロン」がイグニッションで登場することに賭けた形になっており、爆発力はすごい代わりに、安定性に欠ける形でした。
そのため、今回は何とか手札から少ないコストで登場させられないかを考えた時にあるカードの名前を思い出します。
そのカードの名前はB12-020「ヒロイックカットイン」!
トラッシュのカードを5枚除外することで手札のコスト5以下のゼクスを登場させられるこのカード。
登場するゼクスはスリープでの登場になりますが、B19-102「双絶正義ヴェイバトロン」の「覚醒条件」に支障はありません。
このカードでコスト5のP06-020「魔刃黒騎サイクロトロン」を登場させれば何と合計8コストでB19-102「双絶正義ヴェイバトロン」がプレイ可能になります!
このB12-020「ヒロイックカットイン」をプレイするためにはトラッシュに一定枚数のカードが必要です。
また、B07-036「蒼星神器ローレンシウム」もトラッシュに多くの「ローレンシウム」が置かれている必要があるので、その両方を満たすためにB18-019「再生の胎動」を採用します。
そうして完成したデッキがこちらです。
ゲーム序盤はB18-019「再生の胎動」やE04-011「風海警部補」でトラッシュを増やしながら手札を整えていきます。
序盤に押し込まれやすいデッキではありますが、B06-040「怜亜の決意」+C11-002「極大神器ローレンシウム」である程度は押し返せるため、慌てなくても大丈夫です。
リソースが6枚を越えたらB19-102「双絶正義ヴェイバトロン」のプレイを意識しましょう。
リソースが6枚でも、イグニッションでB19-102「双絶正義ヴェイバトロン」とB17-027「偉大なる正義の頭脳」が登場すればそのままB19-102「双絶正義ヴェイバトロン」を登場させることが出来るからです。
リソースが8枚あればB12-020「ヒロイックカットイン」(登場:P06-020「魔刃黒騎サイクロトロン」)+B07-036「蒼星神器ローレンシウム」からB19-102「双絶正義ヴェイバトロン」をプレイできるので、狙えるなら狙っていきましょう。
最後に「2.ルクスリアディアボロスデッキ」にチャレンジです。
しかし、種族[ディアボロス]でまとめるとあんまりルクスリアデッキな感じがしないので、種族[ディアボロス]案は諦めます。
何かないかと思案する私の目に飛び込んできたのは物販特典のこのカード。
…何か、会話してるっぽく見えるなー。
というわけでプレイヤーカードを「剣淵相馬」にして、「フィーユ」と「ルクスリア」を入れたデッキを組むことにします。
この2キャラのデッキならB07-099「真夜中の逃走劇」とP12-021「両手に花?」は欠かせません。
というわけで、それらのカードをドカドカと入れてデッキ完成!
ルクスリア、剣淵相馬、フィーユとストーリー感たっぷりのデッキが完成しました。
デッキの動きはリソースを増やしながら、イグニッションやB17-093「孤独の放浪者フィーユ」でトラッシュに「フィーユ」や「ルクスリア」を置いていきます。
パワーが高く、相手の攻撃で破壊されにくいB10-096「翠弓の射手フィーユ」を中心に攻めつつ、相手の攻撃はB17-076「慈愛の抱擁ルクスリア」でさばいていきましょう。
特にB17-076「慈愛の抱擁ルクスリア」はチャージさえあれば、プレイヤースクエアにゼクスがない状態で攻撃されても、B07-099「真夜中の逃走劇」やP12-021「両手に花?」でB17-076「慈愛の抱擁ルクスリア」を登場させ、その《起》能力をプレイし、攻撃したゼクスを破壊することでライフを守ることができます。
B07-099「真夜中の逃走劇」やP12-021「両手に花?」は自分のターンにプレイしてもよいですが、こういった使い方も出来るので覚えておいておくと便利です。
◆ ◆ ◆ ◆
今回は普段とはちょっと違うアプローチでデッキを組んでみました。
皆さんがデッキを組む際の参考になれば幸いです。
それでは、また。
第17回 「覇神を穿つ者」でデッキを組む (2017.02.01)
皆さん、こんにちは。
仮面の男ことZ/Xプロデューサー イグニッション久保田です。
私がZ/Xのデッキについて色々とお話していくコラムを始めたいと思います。
今回のお題は前回に引き続き最新ブースターパック「覇神を穿つ者」!!
前回は「覇神を穿つ者」で登場した「デッキを組みたくなる要素」をピックアップしてお伝えしましたが、今回は実際に組んでみたデッキをご紹介したいと思います。
「覚醒する希望」、「覇神を穿つ者」、ドラマCD「紅姫哀詩」特典と新カードが続々と登場した「龍膽」を使ってデッキを組もう!がコンセプトでした。
ドラマCD特典PRカードP18-016「破神剣聖 龍膽」がリソースから「龍膽」を登場させることができるため、様々な「龍膽」を採用し、状況に応じてリソースから登場させることを目指しました。
それ以外では緑のデッキなので、ゲーム序盤からリソースが増やしやすいこととゲーム終盤でも手札が切れないことを念頭にデッキを構築しています。
デッキの動きとしてはゲーム序盤はウェイカーLvを上げることに専念します(最低でLv2、出来ればLv3)。
Lv2まで上げればB18-087「仲間を守るウェアスクワール」やB18-088「紅葉にはしゃぐウェアドール」、B19-088「千罠突破 龍膽」などでリソースを増やすことが出来、さらにリソースの枚数が7以上であればB19-081「切断の細糸 金糸梅」もリソースを増やすことができるようになるため、普通にゼクスをプレイするだけでモリモリとリソースが増えていきます。
さらにC14-013「黄金色の幸せマレイン」やB18-084「火炎剣 鳳凰木」でリソースをリブートすることで通常のデッキに比べてさらに手数が稼ぎやすくなっています。
手札の消耗についても、B18-086「翠竜の双牙 龍膽」やB19-081「切断の細糸 金糸梅」、各種ウェイカーを利用することで消耗を最小限に抑えることができます。
デッキのキーになるカードはP18-016「破神剣聖 龍膽」ですが、このカードはプレイ出来る状況であれば積極的にプレイします。
特にゲーム序盤にリソースを増やして早めに登場させることが出来れば、パワー10500のゼクスが一気に2枚並ぶため、リソースが少ない序盤では相手は対処するのに苦労するでしょう。
仮に対処されてしまっても、相手はその対処をするためにかなり無理をしているでしょうから、リソース差を活かして一気につめきってしまいましょう。
今回のデッキでは入れていませんが、リソースが増えやすいデッキで且つデュナミスからウェイカーからを頻繁にプレイするデッキなので、B08-094「甲虫女王ヘルソーン」はオススメです。
「界賊」が相手のゼクスを攻撃で破壊する度に、手札から「界賊」を出してよい。
そんなB19-015「七海界賊ジョン・ラカム」の豪快な能力を見たらデッキを作りたくなりますよね。
幸いにして[ブレイバー]にはB18-008「羞花閉月の美女 大喬」という「界賊」を集めるのにピッタリなカードが存在します。
プレイヤーについては「黒崎神門」にすることも考えたのですが、B18-008「羞花閉月の美女 大喬」でE07-001「甲牙くノ一 望月千代女」を手札に加えたかったので、今回は「赤の竜の巫女メイラル」にしてみました。
デッキの動きはいたってシンプル!
ウェイカーLvを上げる→B18-008「羞花閉月の美女 大喬」で「界賊」を手札に加える→B19-015「七海界賊ジョン・ラカム」から一気に展開!勝利!…以上です。
今回はドラゴンを入れたので少し回し方が難しくなっていますが、プレイヤーを「黒崎神門」に変更してこんな形に仕上げるのも悪くないのではないでしょうか。
基本的には白単の[ケット・シー]なのですが、B19-055「信心の拘引者ハナエル」を使い回す為にB18-017「滅神騎王アーサー」を入れ、「アーサー」をプレイするためにリソースに赤のカードが必要なのでB15-011「回転砲技師ラピッドバレット」(&B15-055「ロウブリンガー リルン」)を採用しています。
実際にデッキを動かしてみると、綺麗に動いた際にはB19-055「信心の拘引者ハナエル」が何度も登場して強力なのですが、反面ウェイカーLvが思う様に上がらなかったり、B15-011「回転砲技師ラピッドバレット」が引けなかったりで、かなり駄目な動きをするパターンもありました。
しかし、動き自体は面白かったので、その辺りを改良してみました。
初期のデッキでも、B18-017「滅神騎王アーサー」のお陰でB16-052「ニャインライブズ メインクーン」がトラッシュにあっても問題がないことが多く、今までの[ケット・シー]デッキのようにチャージにコスト3の[ケット・シー]を大量に置いておく意味が薄かったので、ある程度はイグニッションが出来るようにしてみました。
キーとなるのはB16-052「ニャインライブズ メインクーン」とB19-055「信心の拘引者ハナエル」です。
特にB16-052「ニャインライブズ メインクーン」は手札やリソースなどの状況に合わせてチャージからB18-044「扇動するトイガー」で登場させるパターンやイグニッションしてトラッシュに置きつつB18-017「滅神騎王アーサー」から登場させるパターンなど色々なパターンが存在します。
今までの[ケット・シー]デッキとは異なる動きが出来るデッキですので、オススメですよ。
前弾「覚醒する希望」が発売された際は赤黒だったマルディシオンデッキですが、今回は黒単で組んでみました。
黒単にしたことで、「覇神を穿つ者」の強力カードB19-071「荒廃牙ベルヒーラン」とB19-075「刃害魔境の人形チャーム」を採用できるようになりました。
デッキの動きは、ゲーム序盤はまずウェイカーLvを上げることを優先します。
このデッキはウェイカーLv4や5のカードも多いので何はともあれまずLvを上げましょう。
ウェイカーを表向きにするカードは優先してプレイしますし、チャージにコスト5以上のカードがあればウェイカーをプレイして積極的にレベルを上げます。
レベルを上げれば後はこちらの独壇場!
B18-061「じめじめするジューン」やB18-063「黒剣八魂 斬天闇剣マルディシオン」、P18-013「コチョコチョするティクリング」、B19-072「血の渇望ブルールーム」で徹底的に相手の手札を攻撃しながら、自分はチャージを増やして、そこからB18-072「黒剣八魂ヴォーパルスティング」の能力でB12-077「憤怒の使者アルクス」やB15-078「黒剣八魂 告死剣マルディシオン」といったコストの大きなゼクスをトラッシュから登場させましょう。
手札のない相手はそれらのカードに対処することは難しいので、そうなったら勝利は目前です。
巨大ロボットの合体はロマン!
ということで組まずにはいられなかったB19-102「双絶正義ヴェイバトロン」デッキです。
B19-102「双絶正義ヴェイバトロン」を登場させるにはプレイするためにコスト6を支払いつつ、覚醒条件としてスクエアにある「ローレンシウム」と「サイクロトロン」を手札に戻す必要があります。
普通にリソースを支払って「ローレンシウム」と「サイクロトロン」をプレイして、そこからさらにB19-102「双絶正義ヴェイバトロン」をプレイしようと思うと相当量のリソースが必要になります。
そこで、今回はなるべくそれを無視する方向で考えました。
まずはB19-040「ふたつのジャスティス」をプレイし、プレイヤーに「雷鳥超」を与えます。
次にゼロオプティマ3を達成しつつ、手札が4枚以上あるようにしてB15-035「双醒真輝サイクロトロン」がイグニッションアイコンを得るようにします。
これでイグニッションからB15-035「双醒真輝サイクロトロン」が登場すればリソースを節約できます。
一方の「ローレンシウム」は状況が整えばB07-036「蒼星神器ローレンシウム」がコスト1でプレイできるようになるため、うまく噛み合えば、なんと合計7コストでB19-102「双絶正義ヴェイバトロン」をプレイすることができます!
一度、B19-102「双絶正義ヴェイバトロン」が登場すればしめたもの、レンジ2+絶界に加えてノーマルスクエアのゼクスすべてを手札に戻す能力が攻防一体となって相手に襲いかかります。
そして、十分な量のリソースがあればコスト1でプレイしたB07-036「蒼星神器ローレンシウム」をB15-035「双醒真輝サイクロトロン」で手札に戻し、再びプレイするという動きで相手のライフを速やかに削りきることができるでしょう。
毎回そこまで綺麗に動けるわけではありませんが、うまくはまった際の爽快感はかなりのものなので、合体ロボット大好きな方はぜひチャレンジしてほしいですね。
いかがだったでしょうか? 参考になるデッキはありましたか?
デッキ作成はとても楽しいので、皆さんも気になるカードがあれば積極的にデッキを組んでみてください。
それでは、また。
第16回 「覇神を穿つ者」でデッキを組むには (2017.01.26)
皆さん、こんにちは。 仮面の男ことZ/Xプロデューサー イグニッション久保田です。
私がZ/Xのデッキについて色々とお話していくコラムを始めたいと思います。
今回のお題は最新ブースターパック「覇神を穿つ者」!!
ウェイカーにディンギルにその他様々な能力を持つカードがてんこ盛りになっています!
でも、てんこ盛りすぎてどんなカードがあるか分からない!という方のために今回は収録されたカードの特徴に触れてみたいと思います。
1.ウェイカー関連カード
ウェイカー関連でまず目につくのは「[ウェイカー]を表向きにする」ゼクスが各色に追加されたことです。
これにより、今まで2色以上で組む必要があったウェイカーデッキが単色でも組める様になり、デッキ構築の柔軟性が上がりました。
特に今回は後述の「単色関連カード」も多数追加されているため、単色ウェイカーデッキも構築出来るようになっています。
また、ライフリカバリーやヴォイドブリンガーにもウェイカーLvを持ったゼクスが追加されていることから前弾に比べて幅広い選択肢からデッキに合ったカードが選べる様になっています。
2.ディンギル関連カード
今回もディンギル関連のカードはバッチリ収録されています。
ウェイカーに比べて数は多くありませんが、いずれのカードもデッキの中心になったり、強力な能力を持ったデッキに入れたくなる能力を持ったカード達です。
「泥神馬Honey-Ba」との組み合わせが強力。
僅か3コストでコスト6と5のゼクスを2枚登場させることができます。
破壊されると周囲を道連れにします。
「誘引の滑走レイバック」や「黒剣八魂グリーフロアー」と組み合わせたいですね。
能力で登場したコスト5以下のゼクスを切り捨て御免。
破壊されてもチャージからスクエアに登場させ、相手の行動を抑制しましょう。
3.単色関連カード
「リソースに特定の色が7枚以上あると能力が効果を発揮する」ゼクスは今回は各色に2枚ずつ収録されています。
デッキの色を揃えるというのはデッキを動かす際の安定性が増す反面、デッキが一つの方向に特化してしまうため、特定の状況を苦手とすることが多くありました。
しかし、これらのカードはその苦手を飲み込んでも使う価値のある強力なカードばかり!
後述する種族を中心にカードを組む場合は必然的に単色になることが多いため、合わせて組み込んでいきましょう。
相手のゼクスにダメージを与えつつ、リソースのカードを除外出来るスーパーカード。
相手のリソースにあるやっかいなカードを潰せるだけでなく、相手の動きそのものを抑制できます。
ゼクスを別のスクエアに置く能力としてはかなりの自由度を誇ります。
攻撃にも防御にも自在に使える能力なので、[マーメイド]デッキには是非入れたいですね。
相手のゼクスのパワーを−2000するため、このカード自身は実質11000に相当します。
「聖獣オーラアンテロープ」などで何度も使い回したいですね。
登場するだけで相手のゼクスを破壊し、相手に壊滅的な被害を与えます。
相手のゼクスを選ばないため「絶界」も効かないのがポイントです。
リソースを増やしながら手札も補充できるナイスカード。
「火炎剣 鳳凰木」と組み合わせてリソースをリブートするのも面白いですね。
4.種族やキーワード
今回は種族に関連したカードや特定のキーワード(「界賊」や「蜂兵」など)を強化するカードも多数収録されています。
今まで、それらに特化したデッキを使っていた方からは喉から手が出るほど欲しいカードも多いかと思いますので、ぜひこの機会に種族デッキにチャレンジしてみてください。
≡ ブレイバー&界賊 ≡
「界賊」の与えるダメージが上がり、「界賊」が相手のゼクスを攻撃で破壊するとさらなる「界賊」を手札から登場させることができます。
「界賊」があればあるほど有利なので、「羞花閉月の美女 大喬」で手札に「界賊」を引き込んでから使いましょう。
≡ プラセクト&蜂兵 ≡
自分の「蜂兵」を破壊すると「ヴェスパローゼ」が登場させられる「サージェンティエ」。
トラッシュに置かれた「ヴェスパローゼ」も「ゲンジファイア」でリソースに戻せば再び登場させることができます。
5.プレイヤー関連
もちろんプレイヤーカードに関連したカード達も忘れてはいけません。
ゼクス、ゼクス エクストラ、イベントなどなど様々な形でプレイヤーカードへのフォローがされていますので、ぜひこちらもデッキにチャレンジしてみてください。
プレイヤーカード「ニーナ・シトリー」と「メインクーン」の2枚をスリープすることでコストを支払うこと無く登場させることができるのがとても強いです。
攻撃で相手のゼクスが破壊できればモリモリとリソースや手札が増えます。
ゲームの序盤か終盤かでリソースを増やすか手札を増やすかを選べるのも嬉しいですね。
僅か1コストで相手のゼクスを破壊しつつチャージが増えます。
ウェイカーの登場によりデッキ内におけるコスト5の比率は上がっているので、いまの時代に非常にマッチしたカードですね。
6.Z/XR関連
Z/XRはそれ単体でデッキのコンセプトたりえるカード達です。
いずれも癖の強いカード達ですが、うまく使えた時の爽快感はたまりません!
入手の難しいカードではありますが、手に入った際にはぜひチャレンジしてみてくださいね。
いかがだったでしょうか? デッキを組んでみたいと思わせるようなカードはありましたか?
今回ご紹介したのはあくまでほんの一例。
ひょっとすると誰も考えたことのないデッキが生まれるかもしれません。
是非、皆さんもお気に入りのカードを探してデッキづくりにチャレンジしてみてくださいね!
それでは、また。
第13回 「導きの巫女」「真竜の戦歌」のデッキ構築術 (2016.12.15)
皆さん、こんにちは。
仮面の男ことZ/Xプロデューサー イグニッション久保田です。
私がZ/Xのデッキについて色々とお話していくコラム第13回を始めたいと思います。
今回のお題は最新スターターデッキ「導きの巫女」&EXパック「真竜の戦歌」!!
種族[ドラゴン]がたくさん収録されたこの商品を使って、早速デッキを組んでいきたいと思います。
今回のEXパックに収録されている種族[ドラゴン]のカードは過去にはB03「五帝竜降臨」やB06「五神竜の巫女」、B11「神子達の戦場」に収録されていました。
今回は久しぶりの登場になるわけですが、今回のEXパックではこのEXパックに収録されたカードを中心にデッキを組むことも出来ますし、過去に登場した種族[ドラゴン]と組み合わせてデッキを組むこともできます。
今回のコラムではEXパックに収録されたカードを使ってデッキを組む方法を解説していきたいと思います。
その1:プレイヤーカードの選択
まず最初にどのプレイヤーカードを使うかを選びましょう。
「竜の巫女」を筆頭に「赤の竜の巫女メイラル」「青の竜の巫女ユイ」「白の竜の巫女ニノ」「黒の竜の巫女バラハラ」「緑の竜の巫女クシュル」の6人の中から選びます。
今回は試しに「赤の竜の巫女メイラル」を選択してみます。
その2:ドラゴンデッキにはこのカード
EXパックと同時発売のスターターデッキ「導きの巫女」には4種類の[トゥルードラゴン]が収録されています。
これらは色を持たないためリソースに置かれているカードの色を問わずプレイすることができます。
その中でもC18-002「地真竜テオゴニアス」とC18-005「滅天竜ラストゼオレム」はすべての「竜の巫女」のデッキに入れることができます(メイラルデッキにも入れられます)。
どちらも種族[ドラゴン]デッキと相性のよいカードですので、ドラゴンデッキを組む際は出来る限りこの2枚をデッキに入れるようにしましょう。
その3:関連したカードを選択
次に選択したプレイヤーカードに関連したカードを選択していきます。
今回は「赤の竜の巫女メイラル」を選択したので、「赤の竜の巫女メイラル」と関連したカードや赤のドラゴンである[グロリアスドラゴン]と関連したカード、ドラゴンLvを持つ赤のカードを選択していきます。
今回は下記のカードを選択しました。
スタートカード、[グロリアスドラゴン]を使うならこれ!
[ドラゴン]を表向きにするカード。
ドラゴンLvの効果も強力です!
[グロリアスドラゴン]その1。
ダメージを与えつつカードを引ける能力が魅力です。
[グロリアスドラゴン]その2。
攻撃にも防御にも使える強力カード。
能力によってダメージを与えて破壊したゼクスの分だけチャージにあるカードを除外出来ます。
事前にある程度ダメージを与えておいて、このゼクスの能力で一気にダメージを与えて破壊しましょう!
もちろん、これだけでは全てを4枚ずつ入れてもカードが足りませんので、もう1色選びます。
今回は黒を選択してみました。
[ウェイカー]を表向きにするカード。
自分のターンに相手のコスト3以下のゼクス1枚を破壊できます。
登場したターン限定でトラッシュにあるゼクスを登場させられます。
ゲーム序盤から相手のライフを攻撃していきましょう。
手札を1枚トラッシュに置くことで、コスト5と6以外のゼクスを破壊できます。
相手のデッキによってはかなりの抑止力になりそうです。
その4:ヴォイドブリンガーとライフリカバリーの選択
ヴォイドブリンガーやライフリカバリーはデッキに合わせて選んでいきましょう。
今回は下記の2種類から1種類を選択します。
今回はチャージを増やすより、相手の攻撃からゼクスを守りたかったのでE07-001「甲牙くノ一 望月千代女」を選択しました。
ダメージを与える効果も捨て難いのですが、今回は手札が増えるカードを重視してE07-036「言理の混沌アリス」を選択しました。
その5:残った枠を埋めていく
最後にデッキの空いた枠を埋めていきます。
今まで選択したものの中から足りないものを選んでいきましょう。
今回の場合はコスト4のカードを1枚も選んでいないので、コスト4のカードを探します。
どちらもドラゴンLvは6と高めですが、達成できれば少ないコストで[ドラゴン]を登場させることができます。
ゲーム序盤では使う機会が少ないため、少し枚数を抑えて採用します。
どちらもウェイカーLvの強力な能力を持ちます。
今回のデッキは手札を多く持てるようなカードを採用していないので、能力をプレイするのに手札をトラッシュに置かなければいけないアニムスではなくアームドを採用します。
イベントカードも2種類あります。
どちらもデュナミスで表向きの[ドラゴン]の枚数に応じて効果がアップします。
今回はダメージ与える能力と相性の良いE07-011「赤竜の息吹」を選択しました。
最後に枚数を整えてデッキが完成!
今回はこんな形に仕上げてみました。
今回はスターターデッキとEXパックのカードでデッキを組む方法をご紹介しました。
次回は実際に組んだデッキをご紹介したいと思います。
それでは、また。
第12回 フリーカード冊子「紅蓮の忍」のカードを紹介する (2016.11.18)
皆さん、こんにちは。
仮面の男ことZ/Xプロデューサー イグニッション久保田です。
私がZ/Xのデッキについて色々とお話していくコラム第12回を始めたいと思います。
今回は普段の文章をメインにしたコラムと趣向を変えて、動画による紹介を行いたいと思います。
内容は11月18日より配布が開始になります最新フリーカード冊子「紅蓮の忍」から新カードの紹介になります。
青と黒のカードに分けて動画を投稿しておりますので、ぜひご覧下さい。
第11回 ブースターパック「覚醒する希望」のデッキを組む2 (2016.11.10)
皆さん、こんにちは。
仮面の男ことZ/Xプロデューサー イグニッション久保田です。
私がZ/Xのデッキについて色々とお話していくコラム第11回を始めたいと思います。
今回のお題は前回に引き続き、最新ブースターパック「覚醒する希望」!!
前回は新たに登場したウェイカー関連のカードを多く収録したデッキをご紹介しましたが、今回は新たに登場した種族やプレイヤーに関連したカードを使ったデッキをご紹介したいと思います。
[ギガンティック]の新戦力B18-015「団結の紫石ロードライトハイエナ」を使ったデッキです。
このカードは能力をプレイする度に自身が3000ダメージを受ける代わりに手札からコスト6以下の[ギガンティック]を登場させることができます。
能力をプレイするためには[ギガンティック]をトラッシュに置く必要があり、能力で登場させるゼクスも[ギガンティック]のため、デッキ内のカードはすべて[ギガンティック]で統一してあります。
B18-015「団結の紫石ロードライトハイエナ」の能力は通常3回までプレイできます(4回プレイすると自身が破壊されてしまうので、特殊な状況でない限りは3回に留めておく方がよいでしょう)。
しかし、能力を1回プレイする度に手札が2枚減ってしまいます(コストで1枚、登場させる分で1枚)。
つまり、このカードの能力を最大限活かすにはたくさんの手札(3回プレイするためには6枚)が必要になります。
それを助けてくれるのが、B16-013「突貫する碧玉モッカイトホッグ」やB09-009「暁十天クテール・マシャカ」です。
例えばB18-015「団結の紫石ロードライトハイエナ」の能力がスクエアにあり、手札が4枚ある状態であれば、通常はB18-015「団結の紫石ロードライトハイエナ」の能力が2回プレイできます。
しかし、2回目のプレイでB16-013「突貫する碧玉モッカイトホッグ」を登場させるとB16-013「突貫する碧玉モッカイトホッグ」の能力で手札を3枚引くことができます!
つまりもう一度B18-015「団結の紫石ロードライトハイエナ」の能力をプレイできるのです!
(注:手札が0枚の状態で、B16-013「突貫する碧玉モッカイトホッグ」の能力を解決すると、手札が0枚でトラッシュに置けないので「カードを3枚引く」部分だけを実行します)
それ以外にも手札をトラッシュに置くことができるため、コスト5以上のZ/Xをトラッシュに置くことで赤のウェイカーの覚醒条件の達成を手助けできるのもポイントです。
それでは、このデッキの具体的な動きを解説します。
まず、最初の手札ですが、B18-019「再生の胎動」かB16-009「羨望の白晶プレナイトクレイン」が無ければ引き直します。
B18-019「再生の胎動」はB18-015「団結の紫石ロードライトハイエナ」のウェイカーLv3の達成を早めるだけでなく、赤のウェイカーの覚醒条件を補助してくれる重要カードです。
B16-009「羨望の白晶プレナイトクレイン」は黒のカードが入っていないこのデッキで唯一ネルガルLvを達成できるカードです。
どちらも優先度は高いですが、B18-019「再生の胎動」の方が優先度は高いですね。
次に必要なのはB18-015「団結の紫石ロードライトハイエナ」のウェイカーLv3の達成です。
このデッキは[ギガンティック]で統一しているため、ウェイカーを表向きにするカードはB18-019「再生の胎動」しか入っていません。
ですので、ウェイカーは積極的にプレイし、ウェイカーLvを上げていきましょう。
そのためには早めに覚醒条件を達成しなければいけないので、イグニッションを行ったり、B16-013「突貫する碧玉モッカイトホッグ」やB18-019「再生の胎動」でコスト5以上のカードをトラッシュに置いていきましょう。
さらにウェイカーはプレイすると手札が減らないため、B18-015「団結の紫石ロードライトハイエナ」の能力を複数回プレイする為にも積極的にウェイカーはプレイして手札を温存していきましょう。
特にB18-017「滅神騎王アーサー」はこのデッキと相性抜群です。
B18-019「再生の胎動」などでトラッシュにコスト5のゼクスを2枚置き、それを覚醒条件で除外しつつB18-017「滅神騎王アーサー」をプレイ、除外したコスト5のゼクスを登場させ、相手のライフを奪います。
登場したコスト5のゼクスはターン終了時に手札に戻るため、B18-015「団結の紫石ロードライトハイエナ」との相性もバッチリです。
覚醒条件で除外し、登場させるゼクスはB10-010「剛腕斬刃オリハルコンティラノ」がオススメ!
ウェイカーLv3を達成したらいよいよB18-015「団結の紫石ロードライトハイエナ」の出番です。
能力で手札から「オリハルコンティラノ」を登場させ、連続攻撃で一気にライフを削っていきましょう。
「覚醒する希望」ではB18-078「穿神銀爪ズィーガー」とB18-073「漆黒の爪翼ズィーガー&アルモタヘル」の2種類の「ズィーガー」が加わりました。
そこで今回はこの2種類のカードを採用したズィーガーデッキにチャレンジしてみました。
デッキのキーカードは何と言ってもP17-014「ズィーガー♪バケーション」!
リソースにある「ズィーガー」の枚数に応じて効果がパワーアップしていくこのカード。
毎ターン安定してリソースに「ズィーガー」を置く為にこのデッキは20枚の「ズィーガー」を採用しています(P17-014「ズィーガー♪バケーション」を除く)。
トラッシュにある「ズィーガー」をB18-073「漆黒の爪翼ズィーガー&アルモタヘル」で手札に戻すこともできるため、かなり安定して「ズィーガー」をリソースに置くことができます。
このデッキ最大の攻撃はB01-070「四足の勝利者ズィーガー」による連続攻撃です!
P17-014「ズィーガー♪バケーション」やB17-063「骨海豚ボーンドルフィン」によって少ないコストで登場したB01-070「四足の勝利者ズィーガー」をB18-070「注魂の矢プファイル」の能力で補助することで一気に相手のライフを削ることができます。
P17-014「ズィーガー♪バケーション」やB18-064「再生の獣爪ウィダーガーブ」の能力は自分のゼクスを破壊することもできるため、攻撃するためのスクエアを空けつつチャージを増やすことができます。
特にP17-014「ズィーガー♪バケーション」はリソースに「ズィーガー」が3枚以上ある状態でプレイすることで、自分のゼクスを破壊しつつ、デッキからチャージに2枚の置くことで一気に3枚のチャージを確保することができます。
デッキの動きとしてはゲーム序盤はリソースに「ズィーガー」を置くことに重点を置き、出来ればB18-066「ぶちぶちするラック」やB18-080「死廃の胎動」でウェイカーLvを2まで上げておきます。
4ターン目にリソースが6枚になったらB16-076「私掠の足音トルペード」を狙って積極的にイグニッションをしていきましょう(毎ターン「ズィーガー」をリソースに置いていれば[プレデター]は十分でしょう)。
B01-070「四足の勝利者ズィーガー」のためにチャージを温存したい気もしますが、B18-070「注魂の矢プファイル」やP17-014「ズィーガー♪バケーション」でチャージは増やせるので、この時点ではあまり気にせずにイグニッションしていきます。
ただし、チャージに複数枚のカードがある場合は必ずコスト4以下のゼクスからイグニッションしていきましょう。
黒のゼクス エクストラの覚醒条件が「あなたのチャージにあるコスト5以上のカードを1枚トラッシュに置き、あなたのデッキの1番上のカードをチャージに置く。」なので、うっかりイグニッションしてしまって後で後悔しないように注意しましょう。
B18-077「神嫉竜為インウィディア」とB18-078「穿神銀爪ズィーガー」はどちらも強力なゼクス エクストラですので、プレイできるタイミングでは積極的にプレイしていきましょう。
どちらもほうっておくと大変なことになるため、相手は全力でこのカードを破壊しにくるはずです。
そのために相手が無理をした時が最大のチャンス!その隙を突いて、B01-070「四足の勝利者ズィーガー」による連続攻撃を叩き込みましょう!
それでは、また。
第10回 ブースターパック「覚醒する希望」のデッキを組む (2016.10.27)
皆さん、こんにちは。
仮面の男ことZ/Xプロデューサー イグニッション久保田です。
私がZ/Xのデッキについて色々とお話していくコラム第10回を始めたいと思います。
今回のお題はもちろん!最新ブースターパック「覚醒する希望」!!
10月27日に発売されたばかりのこのブースターパックに収録されたカードを使ってデッキを組んでいきたいと思います。
通常、イグニッションアイコンというのはコスト3以下のカードが持っています。
しかし、極稀に特定の条件下でイグニッションアイコンを得ることができるカードが存在します。
「覚醒する希望」で登場したB18-012「極麗六鳥 籠絡の胡喜媚」もそんな1枚。
そこで今回はそんなB18-012「極麗六鳥 籠絡の胡喜媚」でデッキを組んでみました!
デッキを組む際にまず目をつけたのは青のゼクス エクストラ!
覚醒条件が「あなたの手札にあるコスト5以上のカードを2枚公開し、デッキに戻し、シャッフルし、カードを2枚引く。」なので、手札に引いてしまったB18-012「極麗六鳥 籠絡の胡喜媚」を再びデッキに戻すことができます。
なんという相性の良さ!
早速、赤青でデッキを組むことに決定しました。
B18-012「極麗六鳥 籠絡の胡喜媚」以外にイグニッションアイコンを得ることができるカードをデッキに入れたかったので、同じく青のB15-035「双醒真輝サイクロトロン」をデッキに加え、プレイヤーカードは「雷鳥超」に決定。
「覚醒する希望」には強力な能力を持つゼクスが多いため、B04-036「剣帝神器サイクロトロン」も入れることにします。
後はB18-012「極麗六鳥 籠絡の胡喜媚」のウェイカーLv5を達成しやすいように[ウェイカー]を表にするカードやウェイカーLvを持つゼクスを入れてデッキは完成。
動かし方は、ゲーム序盤はウェイカーLvを上げることを最優先、[ウェイカー]を表にするカードを使ったり、手札に引いてしまったB18-012「極麗六鳥 籠絡の胡喜媚」やB15-035「双醒真輝サイクロトロン」を覚醒条件でデッキに戻しつつ、B18-037「青竜歌姫メルキオール」やB18-038「Mode<Awaken> Type.XI」をプレイします。
[ウェイカー]をプレイすると手札を温存できるため、B15-035「双醒真輝サイクロトロン」がイグニッションアイコンを得る為に必要な「手札4枚以上」も容易に達成できるのでオススメです!
ゲーム中盤以降は積極的なイグニッションからゼクスを展開しつつ、相手の反撃をB18-012「極麗六鳥 籠絡の胡喜媚」やB18-011「竜弓職人ボルトスロアー」の能力、B18-004「炎華の妖蛇ラミア」の能力で封じて勝利を目指します。
B18-030「透過変形トライグラス」のレンジ2やB18-024「氷深哀歌セリーヌ」の能力も相手のライフを攻撃する際に有効に使っていきましょう。
イグニッションから大型ゼクスをガンガン展開したいという方にオススメのデッキです!
新たに[ウェイカー]が加わった「覚醒する希望」。
たくさんのカードが新たに追加されましたが、「新しいカードをたくさんデッキに入れたい!」という個人的な欲望を詰め込んだデッキがこちらです。
スタートカード以外はすべて「覚醒する希望」収録のカード(一部PRカードもありますが)。
ゲーム序盤からウェイカーLvを上げつつ、リソースを増やし、コストの大きなゼクスをガンガンプレイして勝負を決めるデッキです。
ゲーム序盤に狙いたいのはB18-100「枝植の胎動」とB18-087「仲間を守るウェアスクワール」を使った動きです。
リソースにあるB18-087「仲間を守るウェアスクワール」をB18-100「枝植の胎動」で登場させることで一気にウェイカーLvを2上げることができます。さらに自分のチャージにカードがある状態であればB18-087「仲間を守るウェアスクワール」の能力でリソースを増やすこともできるため、うまく決まればゲーム開始3ターン目にはウェイカーLv3でリソースにカードが6枚ある、なんて状況を作り出すことができます。
後はウェイカーLvを上げつつ、P18-012「竜爪の熊娘ウェアテディ」やB18-052「正義の瑞獣カイチ」、B18-054「大地の天使テレ」でスクエアを制圧していきましょう。
B18-051「清天竜騎ターキッシュ」は[ケット・シー]の少ないこのデッキではやや使い難いカードです。
しかし、B18-096「静樹の上忍 弟切草」と組み合わせることで強力な効果を発揮します。
リソースに3枚のB18-051「清天竜騎ターキッシュ」がある状態でB18-096「静樹の上忍 弟切草」をプレイし、3枚のB18-051「清天竜騎ターキッシュ」をすべてノーマルスクエアに登場させると「スクエアにあなたの[ケット・シー]が2枚以上ある場合」を容易に達成できるばかりか、スクエアのゼクスのパワーを−4000する効果が3回も誘発。プレイヤースクエアのゼクスのパワーをマイナスし破壊することで一気に相手のライフを奪うことができます。
リソースをいっぱい増やしたい人、一撃必殺のコンボが好きな方にオススメのデッキです。
「覚醒する希望」では新たに2枚の「黒剣八魂」のカードが追加されました。
「黒剣八魂」に関連したカードといえばB16-062「怨嗟の呼び声グラッジコール」!
と言う訳で早速「黒剣八魂」でウェイカーデッキにチャレンジしてみました。
B18-072「黒剣八魂ヴォーパルスティング」を始めとしてウェイカーLvが高いカードが多いので、[ウェイカー]を表にするカードは多めに採用しています(15枚)。
これらのカードで[ウェイカー]を表にする以外にも[ウェイカー]を積極的にプレイしてウェイカーLvを上げていきましょう。
特にB18-004「炎華の妖蛇ラミア」とB18-066「ぶちぶちするラック」はイグニッションアイコンを持っているので、ゲーム序盤から積極的にイグニッションしてこれらのカードのプレイを狙いましょう。
B18-063「黒剣八魂 斬天闇剣マルディシオン」はこのデッキのキーになるカードです。
能力がプレイされて登場した時に誘発するため、手札やイグニッションからプレイする必要がありますが、自分のチャージを増やしつつ、相手の手札をトラッシュに置く能力は非常に強力です。
B16-062「怨嗟の呼び声グラッジコール」で「黒剣八魂」を手札に戻す際はこのカードを積極的に戻す様にしましょう。
相手の手札をトラッシュに置くことで、相手の動きを阻害しつつ、ゲーム中盤以降にB18-072「黒剣八魂ヴォーパルスティング」やB12-077「憤怒の使者アルクス」などの能力を使うために必要なチャージを提供してくれます。
B16-062「怨嗟の呼び声グラッジコール」とB18-063「黒剣八魂 斬天闇剣マルディシオン」を破壊してB16-079「蔓延する『悪疾』アッハーズ」をプレイし、その能力を使うことでB18-063「黒剣八魂 斬天闇剣マルディシオン」とコスト以下のゼクスを手札に戻しながらコスト4以下のゼクスを破壊!なんてこともできます。
相手の動きを阻害しつつ、ゼクスをガンガン展開したい方にオススメのデッキです。
余談ですが、11月の公認大会PRカードP18-013「コチョコチョするティクリング」とも相性がよいデッキですよ。
「覚醒する希望」から登場した新キャラクター「桜街紗那」とそのパートナーゼクス「ユーディ」。
早速、彼らのデッキを組んでみました!
B18-094「桜街家執事長 黒薔薇のユーディ」の能力の特徴は「デッキから登場させたゼクスがリソースに置かれる」というものです。
つまり、リソースに置かれた時に効果を発揮するカードと相性がよい!ということでまず目についたのはB15-036「道交変形セリウム」とB15-091「快速獣人ウェアプロングホーン」。
B15-036「道交変形セリウム」の「コスト6以上のゼクスはレンジ2を得る」という効果もB18-094「桜街家執事長 黒薔薇のユーディ」と相性バッチリです。
さらにこのデッキではB18-035「浪漫の歌曲姫シュバルト」とB09-096「五頭領 天眼忍者ウェアジャガー」も投入。
これら2枚はB18-094「桜街家執事長 黒薔薇のユーディ」と相性がよく、リソースさえあればB18-094「桜街家執事長 黒薔薇のユーディ」でB18-035「浪漫の歌曲姫シュバルト」が登場すれば、B18-035「浪漫の歌曲姫シュバルト」をスリープして手札からB09-096「五頭領 天眼忍者ウェアジャガー」を登場させ、さらにリソースがあればB09-096「五頭領 天眼忍者ウェアジャガー」の能力でリソースにある別のB18-094「桜街家執事長 黒薔薇のユーディ」を登場させさらに…といったように次から次へとゼクスを登場させることが可能になります。
1ターンにたくさんのゼクスを登場させたい方にオススメのデッキです。
さて、「覚醒する希望」デッキ紹介いかがでしたでしょうか。
今回は新たに登場した[ウェイカー]に関連したデッキを4つご紹介しました。
しかし、「覚醒する希望」にはデッキの核となるカードがまだまだたくさんあります。
次回は[ウェイカー]以外の種族や特定のカード名に関連したカードに焦点を当てたデッキをご紹介したと思います。
それでは、また。
第8回 日本選手権 2016 決勝デッキ分析 (2016.09.20)
皆さん、こんにちは。
仮面の男ことZ/Xプロデューサー イグニッション久保田です。
店舗予選、地区予選、そして決勝と長くに渡って行われて来た「日本選手権2016」が終了しました。
決勝は全国で行われた予選を突破し、決勝の地に集った16名が力の限りぶつかり合う熱戦の場となりましたが、彼らは一体どのようなデッキを自らの相棒として選択したのか、実際のデッキを見ながら読み解いていきたいと思います。
デッキ分布
まずデッキの分布についてはどうでしょうか。
今回、16名の使用デッキは5つに絞られました。
黒緑 | 7名 |
青白緑 | 4名 |
赤青緑 | 2名 |
赤青白 | 2名 |
赤青白黒 | 1名 |
デッキに使用された色の分布は上記の通りです。
黒緑を約半数のプレイヤーが選択した他はバラけた印象を受けますね。
では、次に個々のデッキについて見てみましょう。
デッキ解説(黒緑編)
【優勝】タコ助さん
【ベスト8】ワタルさん
【ベスト8】ハヤトさん
【ベスト8】マイケルさん
【ベスト16】ホロさん
【ベスト16】マツダさん
【ベスト16】ジャッカルさん
最大勢力を誇ったのは黒緑でした。
黒緑と言っても緑の枚数は少なく(最大で10枚)、デッキの内容としてはほとんど黒単と言って差し支え無いですね。
デッキの動きはどのデッキも合計8枚採用されたB17-068「『悪疾』の助祭ディーコン」とB17-071「『誓約』の魔眼オイゲン」でディンギルLvを上げ、B17-063「骨海豚ボーンドルフィン」やB16-064「封印の魔人シジールマ」からゼクスを一気にスクエアに展開し、B17-069「忌門の番狼プフェルトナー」で相手の反撃を妨害することで相手を圧倒します。
イグニッションを積極的に行うことが出来るデッキのため、エヴォルシードの採用率も高く、使用者7名全員がB03-067「途惑いの少女アリス」、E05-021「鮮麗なる美技カレント」、E06-020「麗色昆虫レディローズ」の3種の中から選択をしています。
B16-076「私掠の足音トルペード」もイグニッションの成功率を高めるため、多くのデッキで採用されていました。デッキ内の[プレデター]採用率は「トルペード」自身も含めて16枚前後と決して多くはありませんので、あまりリソースに[プレデター]が置けないようであればB17-082「幸福の儀式剣 折鶴蘭」などを使ってリソースのカードを調整する必要があります。
デッキ内の緑はB17-082「幸福の儀式剣 折鶴蘭」、B16-092「解毒師ジャーマンダー」、E06-020「麗色昆虫レディローズ」の3種から採用されており、それによりデュナミスに緑のカードが採用できるようになっています。特にF24-015「開眼鳥人ウェアクロウ」はその汎用性の高さから多くのデッキで採用されていました。相手のゼクスをリソースに置くだけでなく、自分のリソースに黒のカードを置くことでB17-063「骨海豚ボーンドルフィン」の能力を早く使える様にするなど、デッキの動きとも非常にマッチしていますね。
今回の決勝ではこのデッキが苦手とするカードを除外するようなカード(P15-038「統べて識る者ギルガメシュ」など)を採用したデッキが少なかったことから十分な力を発揮できたのではないかと思います。
デッキ解説(青白緑編)
【準優勝】葵さん
【ベスト4】まえちゃそさん
【ベスト16】ふらんけんさん
【ベスト16】大福ほっぺさん
第2勢力は青白緑でB08-050「ベテラン警部キムリック」で相手の動きを妨害するデッキです。
デッキの動きは自分のリソースにB08-050「ベテラン警部キムリック」とB07-055「そよ風のゼフィール」、自分のチャージかスクエアにB07-091「夢幻蝶スワロウテイル」がある状態でF24-016「翠竜の桜翼 娑伽羅」をプレイします。
その状態で相手ターンのイグニッションフェイズの開始時にF24-016「翠竜の桜翼 娑伽羅」の能力でB07-091「夢幻蝶スワロウテイル」をリソースに置き、その能力でB08-050「ベテラン警部キムリック」を登場させることでイグニッションフェイズ中に相手のリソースをすべてスリープしてしまいます。
後は毎ターンリソースにあるB07-091「夢幻蝶スワロウテイル」をB11-097「大地の爪甲ノーブルグローヴ」やE06-019「想いを込めて 娑伽羅」の能力でスクエアに登場させることで、相手のリソースをスリープし続けることが可能になっています。
一度コンボが決まると強いデッキですが、コンボを決めるためには複数枚のカードと多くのリソースを必要とするため、そこまでの時間をどのように稼ぐかが難しいデッキでもあります。
スタートカードをパワー5000のゼクスにしてパワー4500のゼクスで破壊し辛くしたり、「起動!超神器」で登場したB15-039「スピニングブラッシュ」などのゼロオプティマイベントでF24-016「翠竜の桜翼 娑伽羅」を守ったり、防御とチャージの調整を同時にこなすB12-059「守護者のまどろみ」を採用したりとそれぞれのデッキで独自の調整が光りますね。
こういったデッキは相手のデッキの速度によって大きく勝率が変わります。相手が動きだしが遅いデッキであれば無類の強さを誇りますが、逆に早いデッキの場合には何も出来ずに負けることも多いです。今回の決勝ではどのデッキも本領が発揮するまで少し時間がかかるため、決して戦いにくい環境ではなかったのではないでしょうか。
デッキ解説(赤青白編&赤青白黒編)
【ベスト8】キノさん
【ベスト16】会長さん
【ベスト16】ポテムさん
第3勢力はB15-011「回転砲技師ラピッドバレット」とB15-055「ロウブリンガー リルン」を使ったデッキです。
使用されている色は赤青白、赤青白黒の2パターンありますが、15-055「ロウブリンガー リルン」でプレイヤースクエアの防御を固め、B15-011「回転砲技師ラピッドバレット」で攻撃力を高めていくというコンセプトはほぼ同じなため、合わせて紹介させていただきます。
B15-011「回転砲技師ラピッドバレット」は攻撃だけでなく、能力によるダメージも+1000されるため、B16-010「舞楽の女神アメノウズメ」のようなゼクスとの相性は抜群です。
特にB17-012「創星六華閃スダルシャナ」と相性がよく、能力によるダメージで相手のゼクスを破壊することで、能力をプレイして除外されているB15-023「強襲変形フルオリン」をスクエアに登場させることでそのまま2枚を破壊してB17-102「氾濫の『命慟』ティアマト」をプレイすることができます。
ディンギルLv2を達成していれば、B16-005「猛撃の勇角エイクスニール」やB16-021「咬断機械グレイヴバイト」の強力な能力を使って一気に押し切ることが可能で、爆発力で言えば全デッキの中でも随一だと思います。
反面、B15-011「回転砲技師ラピッドバレット」とB15-055「ロウブリンガー リルン」が揃うのが遅かったり、ディンギルLvが思う様に上がらないと本領を発揮できないなど波のあるデッキでもあるので、使用者の腕が問われるデッキですね。
デッキ解説(赤青緑編)
第4勢力はB15-036「道交変形セリウム」とB15-091「快速獣人ウェアプロングホーン」を使ったデッキです。
どちらもB15-036「道交変形セリウム」とB15-091「快速獣人ウェアプロングホーン」の青と緑に赤を加えたものになっています。
デッキ内にあるコスト6以上のゼクスはB12-038「勇者巨神ダームスタチウム」のみで、レンジ2を与えるのはほぼゼクス エクストラに絞られています。
また、従来のデッキで多く見られたB16-105「生れ出る『恵愛』イシュタル」は不採用で、B05-089「睡眠鱗粉スリープパピヨン」を絡めて序盤から一気にリソースを増やすのではなく、ディンギルLvを上げながらじっくりと戦うデッキになっています。
こちらのデッキもディンギルLvが2まで上がれば、B16-005「猛撃の勇角エイクスニール」からB12-038「勇者巨神ダームスタチウム」に繋いだり、C17-004「浄界の神槍 阿那婆達多」でリソースを増やしたりと強力な動きを繰り出すことができるようになります。
相手の攻撃をいなすイベントも多く採用されていて、長期戦にも強い形になっています。
デッキとしてはB15-036「道交変形セリウム」とB15-091「快速獣人ウェアプロングホーン」をリソースに揃えながら、ゼロオプティマ4の達成のためにイグニッションアイコンを持ったカードもリソースに置かなければいけないため、リソースの管理が非常に難しいですね。
うまく管理できないとF24-015「開眼鳥人ウェアクロウ」の覚醒条件でB15-091「快速獣人ウェアプロングホーン」をデッキに戻さなければいけないといった状況になってしまいます。
ディンギルLvも早期に上げる必要があるため、数ターン先を見据えてプレイすることが大事なデッキだと思います。
そして、決勝へ
これらのデッキがスイスドロー3回戦を行い、上位8名が決勝トーナメントに駒を進めます。
決勝トーナメントのデッキの内訳は――
黒緑 | 7名 → 4名 |
青白緑 | 4名 → 2名 |
赤青緑 | 2名 → 1名 |
赤青白 | 2名 → 1名 |
赤青白黒 | 1名 → 0名 |
となり、ほぼデッキの比率がそのまま反映された結果となっています。
最終的にベスト4は――
優勝 | 黒緑 |
準優勝 | 青白緑 |
3位 | 赤青緑 |
4位 | 青白緑 |
となり、黒緑の多くが勝ちきれなかったのに対して優勝も黒緑という結果になりました。
優勝されたタコ助さんの黒緑は他の黒緑と比較して細かいところで調整の跡がみられました。
こういった細かい調整が結果を分けたのではないでしょうか。
特に興味深かったのが、他のプレイヤーが全員4枚入れることを選択したB16-064「封印の魔人シジールマ」を2枚に減らし、代わってB13-062「荒れ狂う石竜子ヴォーゲン」を入れている点でしょうか。
ゲーム序盤ではほぼ使うことのないB16-064「封印の魔人シジールマ」の数を減らし、逆に序盤に強いB13-062「荒れ狂う石竜子ヴォーゲン」を入れることで相手のスタートカードがパワー5000のゼクスだった場合でも、突破する可能性が生まれています。また、B13-062「荒れ狂う石竜子ヴォーゲン」は[プレデター]なので、これにより僅かながらB16-076「私掠の足音トルペード」にイグニッションアイコンを与えやすくなっています。
エヴェルシードにもE05-021「鮮麗なる美技カレント」を選択することで、F24-015「開眼鳥人ウェアクロウ」をプレイしやすくしたり、対戦相手にB17-069「忌門の番狼プフェルトナー」をプレイされたとしてもイグニッションで解決できる可能性を高めている点も素晴らしいですね。
今回の日本選手権2016では、店舗予選から非常に多くのデッキが登場し、予選期間内にフリーカード冊子や商品によってカードが追加されることで最後まで様々なデッキが登場&進化し続けてきました。また対戦も最後まで手に汗を握る熱戦ばかりであったと思います。
参加していただいた多くの皆様に感謝申し上げると共に、また次の機会にも参加いただけることを願って止みません。
それではまた次の日本選手権でお会いしましょう。
第7回 スターターデッキ「漆黒の堕界」のデッキを組む (2016.08.17)
皆さん、こんにちは。
仮面の男ことZ/Xプロデューサー イグニッション久保田です。
私がZ/Xのデッキについて色々とお話していくコラム第7回を始めたいと思います。
今回のお題は、最新スターターデッキ「漆黒の堕界」!
最新スターターデッキでどのようなデッキが組めるのかを探っていきたいと思います。
まず最初は「漆黒の堕界」で追加される新カードについて見ていきたいと思います。
屍塵迫孤の『冥滅』エレシュキガル
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新たに追加された「エレシュキガル」。能力はチャージを2枚トラッシュに置くことでパワー8000以下のゼクス2枚を破壊しつつ、デッキの1番上のカードをリソースに起き、リソースのカードを1枚手札に戻すことができます。
相手のゼクスを破壊しつつ、手札を増やすことが出来るため、どのような状況であっても使い勝手のよいカードになっています。
対戦の後半にプレイしたいカードを序盤に引いてしまった際に、リソース置いておくことが出来るのは便利ですね。
剣謀術枢の指揮者クレプス
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イグニッションアイコンを持って登場した「クレプス」です。プレイされて登場した時、チャージを2枚トラッシュに置くことで、トラッシュからコスト5以下のゼクスを1枚登場させることができます。能力が「エレシュキガルLv1」のため、入れることの出来るデッキはやや限られますが、その分能力は非常に強力です。トラッシュから登場するゼクスはリブートで登場するため、緑のゼクスを登場させればそのまま「エレシュキガル」をプレイすることもできますし、登場させたゼクスと「クレプス」で攻撃して、相手のライフを攻撃したりと色々なことが出来るのも強味ですね。
浄界の神槍 阿那婆達多
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以前の「阿那婆達多」と同様に相手のゼクスをリソースに置きつつ、自分のリソースを増やすことができますが、今回は能力ではなく能力になっています。そのため、能力を使えるタイミングは増えましたが、以前のものと比べるとやや妨害されやすくなっている点は注意が必要です。ちなみ相手のゼクスがノーマルスクエアにない状態で能力をプレイすると自分のリソースだけが増えるというのは以前のC09-003「八大龍王 阿那婆達多」と同様です。C17-003「剣謀術枢の指揮者クレプス」と異なり、能力が「ディンギルLv」のため緑と関連した他の「ディンギル」を使用したデッキでも使えるのが嬉しいですね。
漆黒の堕界
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「クレプス」専用イベントです。トラッシュに4枚以上「クレプス」がある状態でプレイするとトラッシュからコストの値に関係なく「クレプス」を1枚スクエアに登場させることができます。おまけでチャージも1枚増えるのが、チャージに関連した能力を持つ「クレプス」には嬉しいですね。このイベント自体のコストが5とやや大きいため、トラッシュから登場させるさせるのは出来ればコスト6以上の「クレプス」にしたいところです。
ちなみに現在ある「剣謀術枢の指揮者クレプス」以外のクレプスは下記の通りです。
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それでは、次はいろいろな「漆黒の堕界」収録カードを使ったデッキをご紹介していきましょう。
最初にご紹介するのはC17-011「漆黒の堕界」にスポットを当てた「クレプス」デッキです。
トラッシュにカード名に「クレプス」を含むカードが4枚以上あればトラッシュにある「クレプス」を登場させられるこのカードでコスト8のB17-077「宵闇の神翼クレプス」を登場させようというのがコンセプトです。
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このデッキのキーカードは何と言ってもC17-011「漆黒の堕界」ですが、その効果を発揮されるのはゲーム中盤以降、それまでにこのカードを引いてしまった場合、ずっと手札に持っておくのは中々大変です(特に先攻の場合は)。そこで役に立つのがC17-002「屍塵迫孤の『冥滅』エレシュキガル」!能力でリソースのカードを手札に戻すことができるので、ゲーム序盤に引いてしまったC17-011「漆黒の堕界」も気楽にリソースに置くことができます。
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C17-011「漆黒の堕界」をプレイするためにするべきことは何と言っても「トラッシュにカード名に「クレプス」を含むカードが4枚以上置くこと」でしょう。しかし、コスト7やコスト8の「クレプス」を普通にリソースを払ってプレイしていてはいつまでたってもトラッシュの「クレプス」は増えません。そこで役に立つのがC17-007「押し潰すトゥームストン」やB17-082「幸福の儀式剣 折鶴蘭」といったカード達です。
C17-007「押し潰すトゥームストン」は手札を1枚トラッシュに置くことで「エレシュキガルLv」を上げつつ、コスト4以下のゼクスを破壊することができます。通常のデッキであれば「手札を1枚トラッシュに置くこと」というのはデメリットですが、このデッキであれば「クレプス」をトラッシュに置くことで目標の達成を後押しすることができます。
B17-082「幸福の儀式剣 折鶴蘭」は登場するとデッキの上から5枚の内1枚をリソースに置き、リソースのカードを1枚トラッシュに置くことが出来るので、リソースにある「クレプス」をドンドンとトラッシュに置いていきましょう。
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こうしてトラッシュにカード名に「クレプス」を含むカードが4枚以上置かれれば準備完了!
C17-011「漆黒の堕界」でB17-077「宵闇の神翼クレプス」を登場させ、スクエアを制圧していきましょう。
「クレプス」の能力は「チャージが3枚以上」なものが多いので、C17-011「漆黒の堕界」をプレイする場合、チャージを2枚以上に保っておきたいですね(3枚目はC17-011「漆黒の堕界」で補充されるため)。
B17-077「宵闇の神翼クレプス」の能力をプレイした後ならチャージが減っても問題はないため、例えばリソースが8枚以上あれば、C17-011「漆黒の堕界」をプレイをプレイして、B17-077「宵闇の神翼クレプス」登場させ、能力プレイした後で、手札からC17-003「剣謀術枢の指揮者クレプス」をプレイして、チャージを2枚トラッシュに置いて、トラッシュにあるコスト5以下のゼクスを登場させる、といった動きも可能です。
今回は最近登場した「クレプス」ばかりを集めてデッキを組みましたが、B02-075「宵の魔人クレプス」もC17-011「漆黒の堕界」との相性はバッチリなので、そちらを使った「クレプス」デッキにチャレンジするのも面白そうですね。
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「裏切りの連鎖」に収録されたカードの中でC17-003「剣謀術枢の指揮者クレプス」の能力で登場させて面白いカードは何だろう?と考えた時に真っ先に思いついたのはB17-050「あなたへの素顔アネート」でした。
と、言う訳でこのデッキではトラッシュにあるB17-050「あなたへの素顔アネート」をC17-003「剣謀術枢の指揮者クレプス」で登場させ、B17-050「あなたへの素顔アネート」の能力でチャージにあるB17-077「宵闇の神翼クレプス」を登場させることを目標に組んでみました。
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ものすごーくうまく動けば、早ければ4ターン目には上記の流れでゼクスを一気に展開できるだけの爆発力を持っています(このタイミングで登場させるとチャージがないのでB17-077「宵闇の神翼クレプス」の能力はプレイできませんが)。
例としては3ターン目までにP14-021「嘆きの魔人マエロル」の能力でB17-077「宵闇の神翼クレプス」をチャージに置き、C17-007「押し潰すトゥームストン」の能力でトラッシュにB17-050「あなたへの素顔アネート」を置きつつ、エレシュキガルLvを1に出来ればOKです。
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B17-050「あなたへの素顔アネート」はC17-003「剣謀術枢の指揮者クレプス」の能力だけでなくB06-054「イヴィルベイン ホーレイカー」の能力でチャージから登場させることもできるので、状況に合わせて様々な角度から「アネート」の登場を狙っていきましょう。
もちろん、普通にプレイして登場させてもOKです。
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チャージのカードの消耗が激しいデッキなので、基本的にはイグニッションはせず、常にチャージを溜め込むことを意識していきましょう。
デッキの動きは複雑になりますが、B17-035「フォールスジャスティス アルタイル」とB12-038「勇者巨神ダームスタチウム」を加えることでさらに不可思議な動きをするようになります。
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最後にご紹介するのはC17-003「剣謀術枢の指揮者クレプス」を入れた(ほぼ)黒単色デッキです。
チャージをイグニッションではなく、C17-003「剣謀術枢の指揮者クレプス」の能力に使用することで安定してゼクスを展開することを目指しています。
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基本的にはC17-003「剣謀術枢の指揮者クレプス」の能力でトラッシュにあるC17-008「魔性の妖魔リャナンシー」を登場させ、その能力でB17-082「幸福の儀式剣 折鶴蘭」を登場させます。そして、その2枚を破壊することで「エレシュキガル」をプレイしましょう。
エレシュキガルLvが2以上あればC17-003「剣謀術枢の指揮者クレプス」の能力でB16-069「お手入れ乱れ切りキャンディ」を登場させ、その能力で相手の手札をトラッシュに置いて、相手の反撃を妨害するのも有効です。
コスト5のゼクス以外にもB16-064「封印の魔人シジールマ」やB17-069「忌門の番狼プフェルトナー」といったゼクスも登場させたい場面は多いと思いますので、その辺りは状況を見つつ選択していきたいですね。
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デッキの動かし方としては、まずB17-068「『悪疾』の助祭ディーコン」やB16-080「ルガル・イダパ」で「ディンギルLv」を上げつつ、B08-063「絶望の扉ボーンゲート」やイグニッションでトラッシュのカードを増やしていきましょう。
キーカードの1枚であるB17-063「骨海豚ボーンドルフィン」の能力を早いターンで使おうと思うと、リソースに黒ではないカードはなるべく置きたくないので、B17-082「幸福の儀式剣 折鶴蘭」を引いてしまった際はP14-021「嘆きの魔人マエロル」の能力でチャージに置くなどしてなるべくリソースに置かないようにしましょう。
最終的にはB17-063「骨海豚ボーンドルフィン」やC17-003「剣謀術枢の指揮者クレプス」、B16-064「封印の魔人シジールマ」の能力でゼクスをスクエアに連続して展開し、スクエアを制圧しましょう。
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以上です。
今回は「漆黒の堕界」のカードを使ったデッキを全部で3つご紹介しました。
C17-003「剣謀術枢の指揮者クレプス」を始めとして色々なデッキの中核になれるカードが揃ったスターターデッキですので、手に入れた方は是非様々なデッキを構築して遊んでみてください。
第6回 真神降臨編「裏切りの連鎖」のデッキを組む (2016.08.10)
皆さん、こんにちは。
仮面の男ことZ/Xプロデューサー イグニッション久保田です。
私がZ/Xのデッキについて色々とお話していくコラム第6回を始めたいと思います。
今回のお題は前回に引き続き、最新ブースターパック「裏切りの連鎖」からデッキをご紹介します!
今回は前回に引き続き「単色」「種族」にスポットを当てたデッキをご紹介したいと思います。
それは「白単」の「セイクリッドビースト」デッキ。
「裏切りの連鎖」で追加された「福音の顕現者フォスフラム」を中心にチャージからゼクスを展開していくデッキです。
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B17-049「福音の顕現者フォスフラム」はこのカードをチャージから登場させると追加でカードを1枚引きつつ、チャージからもう1枚ゼクスを登場させるという強力な能力を持っています。
しかし、ディンギルLvは3のため達成させるには事前の準備が必要になります。
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その中心となるのがB16-049「聖獣オーラグラーネ」!
このカードをB17-051「聖獣オーラサーペント」やB16-054「審判を下すオーラアヌビス」で何度も登場させることでディンギルLvを上げていきます。
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ディンギルLvが3になればしめたもの、B17-049「福音の顕現者フォスフラム」をB17-051「聖獣オーラサーペント」やB16-054「審判を下すオーラアヌビス」の能力でチャージから登場させ、さらにB16-051「聖獣オーラネメアラ」も登場させてスクエアを制圧していきましょう。
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特にB17-051「聖獣オーラサーペント」の能力は1ターンに何度もプレイできるため、登場させたゼクスを破壊してB17-058「広漠なる『勝宴』ニンカシ」をプレイし、破壊されてチャージに置かれたゼクスを再度B17-051「聖獣オーラサーペント」の能力で登場させるなんてことも可能です。B17-058「広漠なる『勝宴』ニンカシ」は能力でチャージのカードを消費しないので、このデッキとピッタリです。B17-058「広漠なる『勝宴』ニンカシ」の能力でトラッシュからB15-058「Adonai Melekh」を手札に戻すことで手札もさらに増やせるので一石二鳥です。
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このデッキの特徴として大量の「チャージからゼクスを登場させるゼクス」が採用されている点です。その数、何と23枚。
そのため、チャージにゼクスをためておく必要があり、イグニッションをほとんど行いません。
そんなデッキだからこそ活きてくるのがB15-049「聖獣オーラパイア」です。
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このデッキのイグニッションアイコンを持ったカードはB11-041「聖域の守護聖獣オーラアヌビス」を筆頭にB17-045「聖獣オーラアンテロープ」やB17-044「神網の聖獣オーラスパイダー」、B15-058「Adonai Melekh」と手札にあっても問題のないカードばかりですので、B15-049「聖獣オーラパイア」の能力を積極的にプレイし、手札を増やしていきましょう。/p>
さて、今回ご紹介した「白単セイクリッドビースト」デッキ、いかがだったでしょうか?
通常のデッキと比べてほとんどイグニッションを行わないなど、独特な動かし方をするデッキなので最初は戸惑うかもしれませんが、慣れてくると1ターンに複数枚のゼクスを一気に展開できる爽快感がやみつきになること間違いなしですので、ぜひチャレンジしてみてください。
特に相手ターンにライフにダメージを受けてB11-041「聖域の守護聖獣オーラアヌビス」やB17-045「聖獣オーラアンテロープ」が登場した時の相手ターンにも関わらず自分のゼクスが増えるという現象はこのデッキでしか味わえませんので、ぜひチャレンジしてみてください。
それでは、また。
第6回 真神降臨編「裏切りの連鎖」のデッキを組む (2016.08.10)
皆さん、こんにちは。
仮面の男ことZ/Xプロデューサー イグニッション久保田です。
私がZ/Xのデッキについて色々とお話していくコラム第6回を始めたいと思います。
今回のお題は前回に引き続き、最新ブースターパック「裏切りの連鎖」からデッキをご紹介します!
今回は前回に引き続き「単色」「種族」にスポットを当てたデッキをご紹介したいと思います。
それは「白単」の「セイクリッドビースト」デッキ。
「裏切りの連鎖」で追加された「福音の顕現者フォスフラム」を中心にチャージからゼクスを展開していくデッキです。
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B17-049「福音の顕現者フォスフラム」はこのカードをチャージから登場させると追加でカードを1枚引きつつ、チャージからもう1枚ゼクスを登場させるという強力な能力を持っています。
しかし、ディンギルLvは3のため達成させるには事前の準備が必要になります。
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その中心となるのがB16-049「聖獣オーラグラーネ」!
このカードをB17-051「聖獣オーラサーペント」やB16-054「審判を下すオーラアヌビス」で何度も登場させることでディンギルLvを上げていきます。
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ディンギルLvが3になればしめたもの、B17-049「福音の顕現者フォスフラム」をB17-051「聖獣オーラサーペント」やB16-054「審判を下すオーラアヌビス」の能力でチャージから登場させ、さらにB16-051「聖獣オーラネメアラ」も登場させてスクエアを制圧していきましょう。
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特にB17-051「聖獣オーラサーペント」の能力は1ターンに何度もプレイできるため、登場させたゼクスを破壊してB17-058「広漠なる『勝宴』ニンカシ」をプレイし、破壊されてチャージに置かれたゼクスを再度B17-051「聖獣オーラサーペント」の能力で登場させるなんてことも可能です。B17-058「広漠なる『勝宴』ニンカシ」は能力でチャージのカードを消費しないので、このデッキとピッタリです。B17-058「広漠なる『勝宴』ニンカシ」の能力でトラッシュからB15-058「Adonai Melekh」を手札に戻すことで手札もさらに増やせるので一石二鳥です。
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このデッキの特徴として大量の「チャージからゼクスを登場させるゼクス」が採用されている点です。その数、何と23枚。
そのため、チャージにゼクスをためておく必要があり、イグニッションをほとんど行いません。
そんなデッキだからこそ活きてくるのがB15-049「聖獣オーラパイア」です。
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このデッキのイグニッションアイコンを持ったカードはB11-041「聖域の守護聖獣オーラアヌビス」を筆頭にB17-045「聖獣オーラアンテロープ」やB17-044「神網の聖獣オーラスパイダー」、B15-058「Adonai Melekh」と手札にあっても問題のないカードばかりですので、B15-049「聖獣オーラパイア」の能力を積極的にプレイし、手札を増やしていきましょう。/p>
さて、今回ご紹介した「白単セイクリッドビースト」デッキ、いかがだったでしょうか?
通常のデッキと比べてほとんどイグニッションを行わないなど、独特な動かし方をするデッキなので最初は戸惑うかもしれませんが、慣れてくると1ターンに複数枚のゼクスを一気に展開できる爽快感がやみつきになること間違いなしですので、ぜひチャレンジしてみてください。
特に相手ターンにライフにダメージを受けてB11-041「聖域の守護聖獣オーラアヌビス」やB17-045「聖獣オーラアンテロープ」が登場した時の相手ターンにも関わらず自分のゼクスが増えるという現象はこのデッキでしか味わえませんので、ぜひチャレンジしてみてください。
それでは、また。
第5回 真神降臨編「裏切りの連鎖」のデッキを組む (2016.07.28)
皆さん、こんにちは。
仮面の男ことZ/Xプロデューサー イグニッション久保田です。
私がZ/Xのデッキについて色々とお話していくコラム第5回を始めたいと思います。
今回のお題はもちろん!最新ブースターパック「裏切りの連鎖」!!
7月28日に発売されたばかりのこのブースターパックに収録されたカードを使ってデッキを組んでいきたいと思います。
今回ご紹介するのは「裏切りの連鎖」で新たに4週類のカードが登場した[ノスフェラトゥ]デッキです。
種族を[ノスフェラトゥ]でデッキを組む場合、種族を[ノスフェラトゥ]で統一したいので出来れば色も揃えたいのですが、「神域との邂逅」では単色のゼクス エクストラが1種類しかなかったため、単色でデッキが組み辛い状況でした。
しかし、「裏切りの連鎖」でもう1種類単色のゼクス エクストラが追加されたため、単色でもデッキが組みやすくなりました。
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デッキの主役となるのはB15-104「誘引の滑走レイバック」。
トラッシュにある[ノスフェラトゥ]の枚数分コストが下がり、最終的にはコスト7でプレイできるようになります。
そして、このカードがプレイされてスクエアに登場するとトラッシュからコスト6以下の[ノスフェラトゥ]を2枚登場させることができます。
このカードを使ってゼクスとスクエアに並べて盤面を制圧して勝つのが基本コンセプトです。
そのため、このデッキを使うにあたって大事なのは以下の2つ!
1.なるべく早くトラッシュにある[ノスフェラトゥ]を13枚以上にする(理想は15枚〜18枚)
2.手札にB15-104「誘引の滑走レイバック」があり、トラッシュに能力で登場させたいコスト6以下のゼクスを複数置く
トラッシュを13枚以上にするためにはまず積極的にイグニッションを行いましょう。
通常のデッキであればイグニッションでイグニッションアイコンを持ったゼクスが出ないということはデメリットですが、このデッキの場合はその分トラッシュが増えるので逆にメリットと言えます。
成功したらしたで盤面が有利になるため損はありませんので、イグニッションは積極的に行いましょう。
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トラッシュを増やす能力を持ったゼクスを使うのも大事です。
B08-063「絶望の扉ボーンゲート」B15-071「幽鬼グルーミーガスト」B17-068「『悪疾』の助祭ディーコン」はデッキのカードを直接トラッシュに置く能力を持っています。
このデッキは序盤にトラッシュを増やせないと動きが悪くなってしまうので、最初の手札にB15-071「幽鬼グルーミーガスト」かB17-068「『悪疾』の助祭ディーコン」がない場合は引き直すことをオススメします。
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トラッシュが十分に増えたら次は「2」の条件を意識する必要があります。
もちろん、「1」の過程で普通にB15-104「誘引の滑走レイバック」が引けていて、トラッシュにも必要なカードが置かれている場合は「誘引の滑走レイバック」をプレイしてスクエアを制圧していきますが、もしそうでない場合はC16-015「不気味な歯科医デンタルドクター」が重要になります。
このカードは、破壊された時に手札のカードをトラッシュに置きつつ、トラッシュのカードを手札に戻すことが出来ます。つまり「2」にある「手札にB15-104「誘引の滑走レイバック」があり、トラッシュに能力で登場させたいコスト6以下のゼクスを置く」を同時に達成できる非常に有用なカードです。
特にB17-063「骨海豚ボーンドルフィン」との相性は抜群で、その能力でC16-015「不気味な歯科医デンタルドクター」を登場させつつ、その2枚を破壊してゼクス エクストラをプレイすることで容易に「2」を達成することができます。
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さて、いよいよB15-104「誘引の滑走レイバック」をプレイすることになりますが、その際に登場させたいゼクスも見ておきましょう。
基本的にはB13-074「暗闇を渡る影ダークネスシャドー」を2枚登場させるということになりますが、スクエアに相手のゼクスが多い場合などはB16-075「黒剣八魂グリーフロアー」を登場させるのもよいでしょう。
その場合はいっしょにB14-073「冥術師スケルタルアルケミスト」を登場させ、相手を攻撃した後でB16-075「黒剣八魂グリーフロアー」の能力でB14-073「冥術師スケルタルアルケミスト」を破壊し、コスト3以下とコスト5以下の2枚のゼクスを登場させることで、攻撃しつつ自分のプレイヤースクエアを守ることができます。
どのゼクスを登場させるかはそのターンにイグニッションでゼクスが登場しているかやリソースの枚数によっても変わってくるので、面白い組み合わせを考えてみてください。
最後に「裏切りの連鎖」で登場した4種類のゼクスを個別に見て行きたいと思います。
骨海豚ボーンドルフィン
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リソースに黒のカードが7枚以上ある状態でプレイされて登場するとトラッシュにあるコスト4以下のゼクスをリブート登場させることが出来る強力なカードです。
能力が誘発するのは「プレイされて登場する」なのでB15-104「誘引の滑走レイバック」の能力などで登場した場合は誘発しません。ご注意ください。
このカードが1枚あればC16-015「不気味な歯科医デンタルドクター」と組み合わせてゼクス エクストラをプレイしつつ、B15-104「誘引の滑走レイバック」をトラッシュから手札に戻せるので、常に1枚は手札に持っておきたいカードです。
悲嘆の屍母リョローナ
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ほぼ[ノスフェラトゥ]デッキ限定の能力ですが、ディンギルLv1を達成していれば登場した時リソースを支払うことでトラッシュにあるコスト3以下の[ノスフェラトゥ]を登場させることができます。
B17-067「悲嘆の屍母リョローナ」が登場した時、トラッシュに別のB17-067「悲嘆の屍母リョローナ」があれば、その別のB17-067「悲嘆の屍母リョローナ」を登場させてさらに別のカードを…ということも出来るので、ゲーム中盤以降は思わぬタイミングから一気にゼクスが登場することもありえます。
B16-07「蔓延する『悪疾』アッハーズ」やB17-078「打ち据える『鋼槌』シュルシャガナ」をプレイしやすいのもよいですね。
『悪疾』の助祭ディーコン
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登場した時にデュナミスにあるB16-079「蔓延する『悪疾』アッハーズ」を表向きにすることで、デッキの上から2枚のカードをトラッシュに置くことができます。B17-067「悲嘆の屍母リョローナ」やB17-074「『悪疾』の伝道者プレェグ 」B16-075「黒剣八魂グリーフロアー」のディンギルLv達成を手助けしてくれるだけでなく、B15-104「誘引の滑走レイバック」の登場までサポートしてくれるこのデッキの縁の下の力持ちです。
『悪疾』の伝道者プレェグ
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「トラッシュから手札に戻った時」 という一風変わったタイミングで誘発する能力を持っています。
そうすることでコスト3以下のゼクスを1枚トラッシュからスリープで登場させることができます。
一見すると使い辛そうにも見えますが、他のカードを組み合わせるとちょっと面白い動きをします。詳しい動きは下記の通りです。
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1.黒のゼクス1枚とC16-015「不気味な歯科医デンタルドクター」を破壊して、B16-079「蔓延する『悪疾』アッハーズ」をプレイ
2.誘発しているC16-015「不気味な歯科医デンタルドクター」とB16-079「蔓延する『悪疾』アッハーズ」の能力の内、B16-079「蔓延する『悪疾』アッハーズ」の能力から解決し、B17-074「『悪疾』の伝道者プレェグ」を手札に戻します
3.誘発しているC16-015「不気味な歯科医デンタルドクター」の能力を解決し、先程手札に戻したB17-074「『悪疾』の伝道者プレェグ」をトラッシュに置き、トラッシュから任意のゼクスを手札に戻す
4.誘発しているB17-074「『悪疾』の伝道者プレェグ」の能力を解決し、コスト3以下のゼクスを1枚トラッシュからスリープで登場させます
手札のカードがよいカードばかりでトラッシュに置きたくない場合など、上記の動かし方を覚えておくと必要なゼクスを手札に戻しながらゼクスを登場させられるのでオススメです。
リソースに余裕があればB17-067「悲嘆の屍母リョローナ」を登場させ、さらにゼクスを登場させるのも面白いですね。
さて、長くなってしまいましたが新生ノスフェラトゥデッキ、いかがだったでしょうか。
色々と書いてきましたが基本はトラッシュを増やす→レイバックをプレイするというシンプルなものです。
その中にある色々なコンボを探すのが楽しいデッキになっていますので、今まで単色や種族統一のデッキを組んだことがないという方もぜひ使ってみてください。
今回のデッキの紹介は以上です。
今後も様々なデッキを紹介していきたいと思いますので、お楽しみに!
第4回 スターターデッキを改造してみる (2016.06.23)
皆さん、こんにちは。
仮面の男ことZ/Xプロデューサー イグニッション久保田です。
私がZ/Xのデッキについて色々とお話していくコラム第4回を始めたいと思います。
今回のお題はズバリ! 「スターターデッキ」!!
6月23日に発売された最新スターターデッキ「純白の双翼」。
プレイヤー「天王寺飛鳥」を中心に新たな4枚の新規カードが収録されています。
今回はこれらの新規カードを使って2つのデッキを組んでみました。
最初にご紹介するのはスターターデッキ「純白の双翼」にブースターパック「神域との邂逅」のカードを加えたデッキです。
追加するカードは「神域との邂逅」のカードのみですので、とても組みやすく、このスターターデッキでゲームを始めた人が次に遊ぶデッキとしてもよいデッキになっています。
「神域との邂逅」からはB16-060「イル・ラク・サアル」と各種「ディンギルLv」を持つゼクスを追加しており、B16-060「イル・ラク・サアル」やゼクス エクストラをプレイするなどして「ディンギルLv」を上げ、強力な「ディンギルLv」を持つゼクスの能力を使っていきましょう。
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中盤からはチャージが1枚以上ある状態で、C16-008「聖獣オーラレモラ」やC16-016「魔性の妖魔リャナンシー」をプレイし、能力でもう1枚ゼクスを登場させつつ、それらを破壊しC16-002「限無栄盛の『創造』ルル」をプレイしましょう。
そのまま、チャージを3枚トラッシュに置くことでさらにトラッシュからコスト5以下のゼクスを登場させます。
登場させるゼクスはC16-003「聖祷の貫護者フィエリテ」やC16-004「純白の萌芽ソリトゥス」を登場させて相手のゼクスを破壊しながら手札を増やしてもよし、C16-016「魔性の妖魔リャナンシー」を登場させ、さらにゼクスを登場させることで相手のプレイヤースクエアを攻撃したり様々な動きをとることができます。
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C16-003「聖祷の貫護者フィエリテ」やC16-004「純白の萌芽ソリトゥス」のお陰で手札も減り難く、C16-008「聖獣オーラレモラ」やC16-016「魔性の妖魔リャナンシー」の能力でゼクス エクストラもプレイしやすいという非常に扱いやすいデッキですので、ぜひ遊んでみてください。
今回新たにカード名に「フィエリテ」を含むカードが追加された。
と、いうことで「フィエリテ」に関連した2枚のカードに焦点を当ててデッキを組んでみました。
1枚はB04-103「四大天使ウリエルA.T.」。トラッシュにカード名に「フィエリテ」を含むカードが6枚以上あれば5コスト、パワー12500という脅威の数字を叩き出すZ/X界のスーパーアタッカーです。
もう1枚はP15-031「おきらくごくらくフィエリテさん」。プレイすることでチャージにあるカード名に「フィエリテ」を含むカードを好きな枚数スクエアに登場させることができます。
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これら2枚のカードを使うためにデッキには合計23枚のカード名に「フィエリテ」を含むカードが入れられています。
デッキの動かし方としてはB14-065「溶滅の凶獣シュメーザ」、P14-021「嘆きの魔人マエロル」、E03-025「元凶の紳士シック」など使ってチャージにカード名に「フィエリテ」を含むカードを置き、P15-031「おきらくごくらくフィエリテさん」からの大量展開を狙います。
もし、P15-031「おきらくごくらくフィエリテさん」を引けないようであれば、チャージにあるカード名に「フィエリテ」を含むカードをイグニッションに使用してトラッシュに置き、B04-103「四大天使ウリエルA.T.」を強化する方向に切り換えます。
B04-103「四大天使ウリエルA.T.」が破壊されても、C16-003「聖祷の貫護者フィエリテ」やC16-004「純白の萌芽ソリトゥス」で手札に戻し、何度もプレイしていきましょう。
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このデッキを使う際の注意点としては、P15-031「おきらくごくらくフィエリテさん」もカード名に「フィエリテ」を含むカードだという点です。どうしてもカード名に「フィエリテ」を含むカードというとゼクスを想像しがちですが、イベントのこのカードもしっかりカウントされているので、B16-043「アルバイト中のフィエリテ」やC16-011「純白の双翼」、B04-103「四大天使ウリエルA.T.」を使う際は注意してください。
また、P15-031「おきらくごくらくフィエリテさん」をプレイする前に既にスクエアにある「フィエリテ」をゼクス エクストラをプレイするために破壊することで、そのチャージに置かれた「フィエリテ」をP15-031「おきらくごくらくフィエリテさん」で登場させることができます。フォースがなくなったB10-053「真誠な祈りフィエリテ」に再びフォースを置いたりすることができるので、覚えておくと便利なテクニックですね。
さて、デッキ紹介いかがだったでしょうか。デッキを組むために必要なカードが多く収録されたこのデッキ。特にC16-003「聖祷の貫護者フィエリテ」やC16-004「純白の萌芽ソリトゥス」、C16-002「限無栄盛の『創造』ルル」は様々なデッキに組む込むことが出来るので、ぜひ色々なデッキにチャレンジしてみてくださいね。
今回のデッキの紹介は以上です。
スターターデッキ「純白の双翼」
ブースターパック 真神降臨編「神域との邂逅」
第3回 フリーカード冊子からデッキを組んでみよう (2016.06.03)
皆さん、こんにちは。
仮面の男ことZ/Xプロデューサー イグニッション久保田です。
私がZ/Xのデッキについて色々とお話していくコラム第3回を始めたいと思います。
今回のお題はズバリ!「フリーカード冊子」!!
Z/Xを無料で遊ぶことができるZ/Xの代名詞とも言えるアイテムです。
全国のカードショップで無料で配布しており、毎商品ごとに新カードをいち早く体験できる他、無料ですので「Z/Xを遊んでみたいな」と思った方にもピッタリのアイテムになっています。
そんなフリーカード冊子も先日より最新フリーカード冊子「魔蜂兵の襲撃」の配布が始まりました。
そのまま使っても十分に楽しめるデッキになっていますが、今回のコラムではそこから一歩進んでフリーカード冊子を色々と改造してみたいと思います。
デッキの基本的な動きを把握する
さて、改造にあたってこのデッキの動かし方を把握することが必要になります。
デッキの強い部分や弱い部分が分かれば、どういう風に改造すればよいか見えやすいからです。
このデッキでまず目に入るのはスタートカードの強さです。
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「ディンギルLv1」や「リソース6枚以上」「プラセクトのみ」といった条件はありますが、一気に2枚のリソースを増やすことができるのは強力です。
そして、それを補助するのがこちらのカード。
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2ターン目にプレイすることで「ディンギルLv1」と「リソース6枚以上」を容易に達成してくれます。
これを2ターン目にプレイし、3ターン目にF23-006「神貢の軍勢アーミーアント」の能力をプレイできればゲーム序盤から一気に3リソースの差をつけることができます。
ちなみにノーマルスクエアに相手のゼクスがない状態でF23-014「エペル・ギス・カッカブ」をプレイすると自分のリソースだけを増やすことができるので覚えておいてください。 仮に2ターン目に「F23-014 エペル・ギス・カッカブ」をプレイし、次の相手のターンに相手がF23-006「神貢の軍勢アーミーアント」を破壊してくれなかった場合はでも、手札からコスト3か4の緑のゼクスをプレイし、さらにF23-013 銀月の『与幻』ナンナル」をプレイするためにF23-006「神貢の軍勢アーミーアント」を破壊すればF23-006「神貢の軍勢アーミーアント」の能力をプレイすることができます。
こうしてゲーム序盤からリソース差をつけつつ、そのリソース差を活かしてF23-011「魔蜂姫ヴェスパローゼ」 やF23-012「四皇蟲 隷梏女王ヴェスパローゼ」をイベントで守り、ゼクスを展開してスクエアを制圧していきましょう。
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さて、そんなデッキの動きを把握しつつ、どんなパターンのデッキが組めるかを見てみましょう。
フリーカード冊子は白と緑の2色で構成されていますが、今回はこれを緑のみで組んでみました。
追加するカードはすべて「神域との邂逅」のカードばかりですので、フリーカード冊子から始めた方にピッタリの構成になっています。
デッキの色を1色に統一することでリソースの管理が容易になり、デッキを動かすうえでのストレスを軽減してくれます。
また、早期に「ディンギルLv1」を達成するためにB16-100「ギグ・キ・ヘガル」を投入し、早いターンからF23-006「神貢の軍勢アーミーアント」の能力をプレイすることができるようになっています。
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続いては白の代わりに黒を入れたタイプになっています。
黒を入れる主な理由はB15-074「ブンブンするシャーロット」やB16-063「バシバシいくジャネット」といった相手の手札をトラッシュに置く能力を持ったゼクスの存在です。
ゲーム序盤からリソースが増えやすいこのデッキであれば手札からゼクスをプレイしながらB15-074「ブンブンするシャーロット」の能力をプレイするのも容易です。
さらにF23-006「神貢の軍勢アーミーアント」やF23-008「神貢蜂兵トリビュートキャリア」の能力でB15-087「金満甲虫ピエニードローン」をリソースに置くことでB15-074「ブンブンするシャーロット」とのセット揃えやすくなっている点もポイントです。
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B14-077「闘乱災鬼ワンダリングディスペア」はF23-009「探蜂兵スカウトシーク」やB15-099「逃がさない……!」でトラッシュの増えやすいこのデッキと相性がよく、トラッシュからコスト3のゼクス2枚を登場させることでF23-013「銀月の『与幻』ナンナル」やB16-079「蔓延する『悪疾』アッハーズ」を容易にプレイすることができるようになります。
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最後にご紹介するのは青と緑で構成されたタイプです。
今回はフリーカード冊子に収録されたF23-011「魔蜂姫ヴェスパローゼ」 やF23-012「四皇蟲 隷梏女王ヴェスパローゼ」を使用せずF23-006「神貢の軍勢アーミーアント」やF23-008「神貢蜂兵トリビュートキャリア」にスポットを当てたデッキになっています。
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デッキの動きとしては前述のF23-006「神貢の軍勢アーミーアント」によるリソース増加を皮切りに、リソースをガンガン増やし、C14-013「黄金色の幸せマレイン」も合わせてB14-086「色彩七変化スズムシ」やB16-087「馬酔木甲虫アンドロタイガー」からゼクスを一気に展開していきます。
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通常これらのカードを使うと「ゼクスは展開できるがリソースは減ってしまう」という状況になりますが、F23-008「神貢蜂兵トリビュートキャリア」の能力や展開したゼクスを破壊してB16-105「生れ出る『恵愛』イシュタル」をプレイできればリソースを減らすこと無くゼクスを展開していくことができるでしょう。
あっという間にゼクスがスクエアを埋め尽くしていく面白いデッキです。
今回のデッキの紹介は以上です。
見ていただいたように1冊のフリーカード冊子からでも様々なデッキを組むことができます。
皆さんもぜひ色々なデッキを組んでみてください。
ブースターパック 真神降臨編「裏切りの連鎖」 / フリーカード冊子「魔蜂兵の襲撃」
第2回 種族デッキを組んでみよう (2016.05.13)
皆さん、こんにちは。
仮面の男ことZ/Xプロデューサー イグニッション久保田です。
私がZ/Xのデッキについて色々とお話していくコラム第2回を始めたいと思います。
今回のお題はズバリ! 「種族」!!
Z/Xのカードには様々な種族がありますが、その種族を中心にまとめると面白いデッキを組むことができます。
前回ご紹介した「青緑ディンギルフリージア」デッキも、緑のカードはすべて種族[リーファー]ですので、リーファーデッキと言えるでしょう。
実は4月に発売された真神降臨編「神域との邂逅」ではこの種族にスポットを当てたカードが多く収録されています。
そこで今回はこの「神域との邂逅」に収録されたカードを中心にデッキをご紹介したいと思います。
今回紹介するのは種族[プレデター]を中心に組まれたプレデターデッキです。
「神域との邂逅」の種族[プレデター]と言えばB16-066「夜天の銀騎士アルモタヘル」が真っ先に思い浮かびますが、今回は「アルモタヘル」を中心にせず下記のカードを中心に組んでいきます。
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B16-068「顕現する悪意ゲショス」
チャージにある種族[プレデター]をトラッシュに置くだけで、コスト5までのゼクスを破壊することができます。
相手のターンでも使えるので、後攻を取ってしまった場合などに攻守を入れ替えるのに使えます。
B16-071「死の宣告エルトゾンゲン」
エヴォルシードで種族[プレデター]であればコストの大小に関係なくトラッシュから手札に戻せます。
この能力をうまく使うためになるべくコストの大きなゼクスを種族[プレデター]で統一しつつ、積極的にイグニッションしたいですね。
B16-074「恐怖の紋様ファルシルム」
ディンギルLv1を達成していればこのゼクスの攻撃で相手のゼクスを破壊するだけで、ノーマルスクエアにあるコスト6以上のゼクスを破壊できます。
相手のパワーの高いゼクスも問答無用で破壊できるので、積極的にゼクス エクストラをプレイしてディンギルLv1を目指しましょう。
B16-076「私掠の足音トルペード」
リソースが6枚以上あり、その中に種族[プレデター]が3枚以上あればイグニッションアイコンを持ちます。
デッキの中のカードの種族[プレデター]比率を高めれば条件はあってないようなものなので、プレデターデッキであれば4枚入れておきたいカードです。
この4枚にB16-066「夜天の銀騎士アルモタヘル」を加えてデッキを構築します。
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注意したのは2点。
1.種族[プレデター]には「コスト○以下を破壊する」能力が多いので相手のコストを減らすカードを入れる。
2.B16-071「死の宣告エルトゾンゲン」やB16-076「私掠の足音トルペード」などイグニッションに関連した能力を持つものを活かすため、イグニッションしやすいデッキにする。
上記の2点に注意しながら完成したのが下記のデッキです。
このデッキの肝はB14-064「捕縛の双針アレスト」です。
手札を使わずにトラッシュからコスト3以下のゼクスを登場させられるこのカードは、B16-005「猛撃の勇角エイクスニール」やB14-065「溶滅の凶獣シュメーザ」と組み合わせることで手札の消費を抑えながら[ディンギル]の降臨を可能にします。
例えばチャージにB14-064「捕縛の双針アレスト」ともう1枚のカードがあれば、B14-064「捕縛の双針アレスト」でB14-065「溶滅の凶獣シュメーザ」を登場させ、その能力でトラッシュに置いたB14-064「捕縛の双針アレスト」を再びチャージに戻し、またコスト3の黒のゼクスを登場させ、その2枚を破壊してB16-079「蔓延する『悪疾』アッハーズ」を登場させることで、手札を使わずに[ディンギル]を降臨させることができます。
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さらにディンギルLv2を達成していればB14-064「捕縛の双針アレスト」でB16-005「猛撃の勇角エイクスニール」を登場させ、その能力で手札からコスト4のゼクスを登場させることでB16-101「眩しき『天道』ネルガル」を登場させることもできます。
B14-064「捕縛の双針アレスト」はB14-065「溶滅の凶獣シュメーザ」だけでなくB13-067「焼き払う炎ニーダーブレン」でもトラッシュからチャージに戻すことができるため、何度もB14-064「捕縛の双針アレスト」の能力を使うことができます。
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B14-064「捕縛の双針アレスト」以外のゼクスはイグニッションするために使ってしまってかまいませんので、注意点2についても問題ありません。
注意点1についてはB04-012「突き刺す尖晶石スピネルペンギン」とB04-073「牙の猟師イェーガー」を入れることで解決しています。
B15-077「壊滅の疾走バーンツーク」もこのデッキでは重要な1枚です。
通常であればイグニッションアイコンを持ったゼクスをデッキに戻しますが、このデッキであればB16-071「死の宣告エルトゾンゲン」やB16-076「私掠の足音トルペード」を戻すことでより柔軟に戦いを進めることができます。
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今回のデッキの紹介は以上です。
「デュナミス」の登場でそれ以前のカードでも評価がガラリと変わるものもあります。
「神域との邂逅」のカードの中にもまだまだスポットの当たっていない強力面白カードが色々ありますので、ぜひ皆さんも探してみてください。
第1回 応募者全員サービスカードを使いこなせ! (2016.04.14)
皆さん、こんにちは。
仮面の男ことZ/Xプロデューサー イグニッション久保田です。
唐突ですが、私はトレーディングカードゲーム(以下、TCG)のデッキを組むのが大好きです。
カードを集めたり、デッキを組んだり、対戦したりと様々な遊び方があるのがTCGですが、
私個人としてはその中でもデッキを組むのが一番面白いと感じています。
カードリストと睨めっこしながら何か面白いカードがないかを探し、
どうにかして使えないものかと試行錯誤を繰り返した結果、
面白いデッキが出来た時の喜びは何にも代え難いものがあります
(まあ、その影で山の様に失敗作が生まれたりするわけですが…)。
と、言う訳で本稿ではそんな久保田がデッキについてあれこれ語っていこうという趣旨で
お話をさせてもらえればと思っていますので、どうぞよろしくお願いいたします。
記念すべき第1回はもう間もなく応募締め切りが迫っている
Vジャンプ応募者全員サービスのカードを取り上げたいと思います。
この応募者全員サービスでは全部で5枚のカードが手に入りますが、
今回その中でも新しい能力を持ったカードについて、
それぞれ4月21日発売の「真神降臨編 聖域との邂逅」入りのデッキと
その動かし方を紹介していきたいと思います。
まず最初にご紹介するのは緑の「八宝美神フリージア」です。
種族[リーファー]に関連する2つの能力を持ったこのカードは一見するとデッキのカード
すべてを種族[リーファー]にしなければいけないように感じますが、そんなことはありません。
確かに種族[リーファー]をある程度入れる必要はありますが、こんな感じでデッキを組むこともできます。
今回はリソースを増やしてくれる能力が強力な「B16-105 生れ出る『恵愛』イシュタル」を
使うために青のカードと組み合わせた形になります。
そして、このデッキの最も強力な序盤の動きがこちら!
1ターン目 | コスト3の[リーファー]をプレイ、次の相手ターンに破壊される。 |
2ターン目 | コスト3か4の[リーファー]をプレイ、次の相手ターンに破壊される。 |
3ターン目 | 「P15-037 八宝美神フリージア」をプレイ、2つ目の能力をプレイし、チャージにある2枚の[リーファー]をリソースに置く。 |
この時点でリソースの枚数が7枚になっているので、
「P15-037 八宝美神フリージア」とスタートカードを破壊することで
「B16-105 生れ出る『恵愛』イシュタル」をプレイすることができます。
さらにチャージ2枚をトラッシュに置くことでリソースを2枚増やしながら、カードを1枚引くことができます。
これにより4ターン目にはリソースがなんと10枚!相手と圧倒的なリソース差をつけることが可能になっています。
さらに「イシュタル Lv2」、「セロオプティマ4」を満たしつつ、
リソースに複数枚の「B15-096 八宝美神 絶対女王マスティハ」と「B16-093 絵本作家ベルガモット」があれば
相手のプレイヤースクエアを連続で攻撃することができます。
状況次第では一気に相手のライフを削りきることが可能なこのコンボの詳しい解説は下記の動画をご覧ください。
「リソースが7枚以上」と「ディンギルLv1」を達成していれば
ダメージを与えてゼクスを破壊することでカードを引ける「P15-033 創星六華閃アメノムラクモ」。
赤を絡めた[ディンギル]が入っているデッキであればとりあえず入れておいて大丈夫!というカードですが、
どうせなら何度も登場させて能力を使い回そうということで
「C10-003 孤影の幽囚ソリトゥス」と「B08-070 七大罪 怠惰の魔人アセディア」を採用したデッキにしてみました。
こうすることでリソースが7枚の時点で「ディンギルLv1」を達成していれば
下記のような強力な動きをすることもできます。
1ターン目 | 「C10-003 孤影の幽囚ソリトゥス」をプレイ、《起》能力をプレイし、トラッシュにある「B08-070 七大罪 怠惰の魔人アセディア」を登場させる。 |
2ターン目 | 「B08-070 七大罪 怠惰の魔人アセディア」の《起》能力をプレイし、トラッシュにある「P15-033 創星六華閃アメノムラクモ」を登場させる。 |
この動きを実施するために、ゲーム序盤は「B16-009 羨望の白晶プレナイトクレイン」や
「B16-080 ルガル・イダパ」を使用して「ディンギルLv1」の早期達成を目指しましょう。
「C10-003 孤影の幽囚ソリトゥス」や「B08-070 七大罪 怠惰の魔人アセディア」の能力を
うまく使うために「B16-013 突貫する碧玉モッカイトホッグ」で必要なカードを
トラッシュに置いておくのもよいですね。
ディンギルLv3になると「B16-064 封印の魔人シジールマ」の能力が使えるようになるため、
「B16-064 封印の魔人シジールマ」の能力でトラッシュから「C10-003 孤影の幽囚ソリトゥス」を
登場させることで、上記の動きをより少ないリソースで実行できるようになります。
1枚のカードから一気にゼクスを展開して手札も増やすことができるので、積極的に狙っていきたいですね。
詳しいカードの動きは下記の動画をご覧ください。